- 序章 すべての子どもに「話す・聞く」力を育むために
- 話す・聞く力は、話し、聞くことによってのみ獲得される
- 話し合うとは、仲間たちと「自分」を伝え合うこと
- 第1章 話す・聞く【低学年】
- 紹介や説明、報告など伝えたいことを話したり、それらを聞いて声に出して確かめたり感想を述べたりする活動
- 話し、聞き合える教室をつくる
- 「話す力」よりも前に、「聞く力」を育てることに着手する
- 計画的に「話す力」を育てる
- 「反応する力」を育てる
- 第2章 話し合う【低学年】
- 尋ねたり応答したりするなどして、少人数で話し合う活動
- 話を「つなぐ」場を大事にする
- 相手の話を受け止め、返すパターンに慣れさせる
- 自分の考えと理由を言って話し合う型を覚えさせる
- 複数の考えから最適なものを選ぶ力を身につけさせる
- 自分の考えと友だちの考えを比べて考えを深めさせる
- 第3章 話す・聞く@【中学年】
- 説明や報告など調べたことを話したり、それらを聞いたりする活動
- イメージマップを使って、調べる内容のイメージを広げる
- 付箋にまとめながらインタビューを聞かせる
- スピーチ動画を探して、話し方のコツをつかませる
- 構成を意識して発表原稿を書かせる
- 第4章 話す・聞くA【中学年】
- 質問するなどして情報を集めたり、それらを発表したりする活動
- 5つの言語意識をもたせる
- 質問の観点をもたせる
- 正確に聞き取る力を鍛える
- 質問する力を鍛える
- 本番で確実に話を聞き取り、質問できるようにする
- 第5章 話し合う【中学年】
- 互いの考えを伝えるなどして、グループや学級全体で話し合う活動
- 話し合いの進め方を確認する
- だれもが司会を上手にできるようにする
- 学級全体とグループの往復で話し合いを深めさせる
- 質問と意見を分けて発言させる
- 第6章 話す・聞く@【高学年】
- 意見や提案など自分の考えを話したり、それらを聞いたりする活動
- よい聞き手を育てるために、「聴く」ことを大切にする
- 聞き手に問い返すチャンスを与えることで、対話を生み出す
- しかけによって、意見をもたせたり、意見を比べながら聞かせたりする
- 事実と感想、意見とを区別して話せるようにする
- 教師が話す機会を減らし、子どもがたくさん話す、聞く授業をつくる
- 第7章 話す・聞くA【高学年】
- インタビューなどをして必要な情報を集めたり、それらを発表したりする活動
- 主体性を生むテーマを設定する
- 目的に応じて情報を収集する力を身につけさせる
- 段階を踏む情報のまとめ方・考察の仕方を身につけさせる
- 目的を絞った発表資料をつくる力を身につけさせる
- 互いが仲良くなる発表を仕組む
- 第8章 話し合う【高学年】
- それぞれの立場から考えを伝えるなどして話し合う活動
- 言語活動のイメージやねらいを整理し、スライドを交えながら伝える
- 説明の後、言語活動の練習を行う
- 命題をグループごとに選択する過程で、目的意識を明確化させる
- 自己内対話→哲学対話→自己内対話のサイクルで、思考の深まりを実感させる
- 対話型AIとの哲学対話を通じて考えを広げさせる
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- 明治図書
- 大変参考になる書籍でした2024/4/170代・嘱託指導主事