- 第1章 授業方法,授業技術のQ&A
- Q1 心から「追究したい」と思える問題意識をもたせるには,どうすればよいですか?
- Q2 最初に自然体験を用意しているのですが,興味をもって体験してくれません…
- Q3 発問をしても,一部のできる子しか答えてくれません…
- Q4 子どもの疑問を授業に生かすには,どうすればよいですか?
- Q5 理解が浅く,すぐに忘れてしまう子どもがいます…
- Q6 子どもがつまずきそうなところが,わかりません…
- Q7 特別支援を要する子が困らないようにするには,どうすればよいですか?
- 第2章 カリキュラムマネジメント,授業構成のQ&A
- Q1 年間指導計画の立て方がわかりません…
- Q2 どうすれば有効な授業開きができますか?
- Q3 単元計画の立て方がわかりません…
- Q4 単元計画通りに授業が進みません…
- Q5 言語活動を充実させるには,どうすればよいですか?
- Q6 環境教育の単元は,どのように構成すればよいですか?
- Q7 子どもがなかなか自然のきまりに気づいてくれません…
- 第3章 教材開発,教材研究のQ&A
- Q1 教材開発はどのようにすればよいのですか?
- Q2 ものを使って自由に探究できるようにするには,どんな教材をつくればよいのですか?
- Q3 モデルやイメージ図を使って理解させたいのですが,うまくいきません…
- Q4 「理科を勉強するのはなぜ?」と質問されたら,どう答えればよいですか?
- Q5 ものづくりを充実させるには,どうすればよいですか?
- Q6 理科と日常生活の関連を意識させるには,どうすればよいですか?
- 第4章 観察,実験のQ&A
- Q1 実験が決められた作業をこなすだけになってしまいます…
- Q2 子どもが実験方法を発想したり試行錯誤したりする場面は,どうすればつくれますか?
- Q3 どうすれば子どもたちが粘り強く調べるようになりますか?
- Q4 教師がおもしろいと思う実験に,子どもが感動してくれません…
- Q5 植物や動物を正確にスケッチさせるには,どうすればよいですか?
- Q6 正確に詳しく観察する力を育てるには,どうすればよいですか?
- 第5章 資質・能力のQ&A
- Q1 問題を発見する力は,どうすれば育てられますか?
- Q2 子どもの理解の程度を把握するには,どうすればよいですか?
- Q3 専門用語を理解させるには,どうすればよいですか?
- Q4 探究する力は,どうすれば育てられますか?
- Q5 知識・技能を活用する力は,どうすれば育てられますか?
- 第6章 話し合い活動のQ&A
- Q1 子どもが進んで発表しません…
- Q2 発表のときに意見の根拠が言えません…
- Q3 グループでの話し合いを充実させるには,どうすればよいですか?
- Q4 子どもだけで話し合いが続く討論は,どうすれば実現できますか?
- Q5 理科の得意な子が一方的に説明して,「教え合い」になりません…
- 第7章 評価のQ&A
- Q1 観点別に何を見取り,どう評定すればよいのですか?
- Q2 「思考・判断・表現」は,どう見取ればよいのですか?
- Q3 数値で評価できないことは,評価しなくてよいのですか?
- Q4 通知表所見でがんばりを伝えたいのですが,評価の低い子ほどうまく表現できません…
- Q5 「指導と評価の一体化」とは,具体的に何をすればよいのですか?
はじめに
講演会や指導助言に行くと,先生方から,理科の指導についての様々な悩みや困りを聞きます。
「理科の指導は難しい」という話もよく聞きます。
どうして理科の指導は難しいのでしょうか。
難しいのには,難しい理由があるはずです。
そこで本書では,理科指導が難しい「理由や原因(WHY)」を,まず解説することにしました。
続いて,具体的にどうすればよいのかという「方法(HOW)」を示しています。
理由や原因がわかり,方法がわかれば,理科の指導の悩みは解決するはずです。
さらに今回の書籍では,理科授業がうまい人しか知らなかった「知恵」を,広く公開することにしました。
「理科授業がうまい人は,どういう考え方で授業を進めているのか」
「教材開発が得意な人は,どういう考え方で教材を開発しているのか」
そういった,これまで“隠し財産”のようになっていた「知恵」を,そのまま公開することにしたのです。
新しい学習指導要領が2020年4月に全面実施されました。これからは,授業の質を高めたうえで,子どもの「資質・能力」を伸ばすことができなくてはなりません。本書は,そのために理科授業をどう考え,どう進めたらよいのかを,具体的な「質問」を基に解説しています。
最後に,理科授業の進め方の図を示しています。今は,さらっと見るだけに留めていただいてかまいません。本書を読んだ後で,ぜひもう一度見てください。図の意味がより深く理解でき,明日の授業に生かせるはずです。
(図省略)
2020年11月 /大前 暁政
-
- 明治図書
- 今、困っているところに、ピンポイントに答えてくれた本だ!授業デザイン、運営など、いろいろなところで困っているところに効く、いい本でした。2023/1/3150代・小学校管理職