国語授業が変わる!新教材の発問大事典

国語授業が変わる!新教材の発問大事典

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子どもが主体的に学び授業がうまくいく!新教材の「最強発問」集

「確認する」「広げる」「深める」場面ごとに発問を分類した68パターンの解説とともに、文学・説明文の21の新教材の指導内容に合わせた164の発問を単元を通して取り組む言語活動例とともに収録。「読むこと」の授業がもっと充実するとっておきの発問が満載です!


紙版価格: 2,156円(税込)

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電子版予価: 1,940円(税込)

2/26刊行予定

ISBN:
978-4-18-441025-1
ジャンル:
国語
刊行:
対象:
小学校
仕様:
A5判 160頁
状態:
在庫あり
出荷:
2024年11月22日

目次

もくじの詳細表示

はじめに
本書の構成・表記について
第1章 国語授業が変わる!発問パターン68
一番○○なものは?(文学)
1 一番いいなと思った(心に残った)場面は?
2 一番プラス(マイナス)の場面は?
3 一番大事な文(挿絵)は?
4 特に気持ち(様子・性格)が分かる文は?
5 あらすじに特に必要だと思う言葉は?
6 特に関係が深い場面は?
7 特に重要な人物は?
8 特に深く考えてみたい会話文は?
9 特に気になった表現は?
別の表現だとしたら?
10 別の景色の表現だったとしたら?
11 別の会話文だとしたら?
12 別の行動描写だとしたら?
13 会話文・心内語があるとしたら?
14 気持ちが書かれているとしたら?
15 続きがあったとしたら?
16 読者としては? 登場人物だったら?
17 直接的に書いてあった方がいいのでは?
18 普通は、○○だよね?
19 統一した方がいいですよね?
20 変なお話(不思議な○○)ですね
21 性格があまりよくないよね
22 どちらが本当の○○なの?
23 仮に○○説が正しいとすると?
24 書かれている通りですよね?
25 プラス? マイナス?
26 見たものは? 聞いた音は?
27 何日間・何年間のお話ですか?
28 いくつ(何人)ですか?
29 誰の会話文? 誰の人物像?
30 不思議な世界の入口と出口は?
31 何型の物語ですか?
32 組み合わせは?
33 今までに学習した文章との共通点は?
34 今までに学習した文章にない新発見は?
一番○○なものは?(説明文)
35 一番いいな(すごいな)と思った事例は?
36 一番大事な文(段落・資料)は?
37 一番たくさん出てくる言葉は?
38 特に驚いたこと、初めて知ったことは?
39 特にいいな(なるほどな)と思った文は?
40 特に「まとめているな」と思う文は?
41 特に説明が上手だと思う文は?
42 特に難しいと感じる段落は?
43 特にどの文にかかっていますか?
○○は必要ないのでは?
44 問いの文は必要ないのでは?
45 問いと答え以外の文は必要ないのでは?
46 本文にない情報は資料にいらないのでは?
47 事実や具体例がなかったとしたら?
48 ある段落(事例・場面)がなかったら?
49 一つあれば十分なのでは?
50 作者・筆者のねらい(気持ち)は?
別の○○の方がいいのでは?
51 別の題名の方がいいのでは?
52 事例の順序を入れ替えた方がいいのでは?
53 説明の順序を入れ替えた方がいいのでは?
54 説明を分けた方がいいのでは?
55 仲間分けを変えた方がいいのでは?
56 知られている言葉の方がいいのでは?
57 筆者がこのように言っているのですが…
○○を加えたとしたら?
58 問いがあったとしたら?
59 説明を加えたとしたら?
60 事例を加えたとしたら?
61 どういうこと? ○○ということかな?
62 本当にそう言えますか?
63 分類できますか?
64 どんな色分けかな?
65 どちらでしょうか?
66 説明が似ているところは?
67 何型の文章ですか?
68 5段階で表すとしたら?
第2章 文学の発問事典
2年
「みきのたからもの」
3年
「春風をたどって」
4年
「友情のかべ新聞」
「スワンレイクのほとりで」
5年
「銀色の裏地」
「おにぎり石の伝説」
6年
「ぼくのブック・ウーマン」
「さなぎたちの教室」
「模型のまち」
第3章 説明文の発問事典
1年
「つぼみ」
2年
「紙コップ花火の作り方」
「ロボット」
3年
「文様」
「せっちゃくざいの今と昔」
「カミツキガメは悪者か」
4年
「未来につなぐ工芸品」
「風船でうちゅうへ」
5年
「インターネットは冒険だ」
6年
「『永遠のごみ』プラスチック」
「宇宙への思い」
「『考える』とは」
執筆者紹介

はじめに

 本書は、国語科、読むことの発問のパターン集です。


 第1章では、68の発問パターンを紹介しています。

 第2・3章では、令和6年度から国語教科書に掲載されている21の新教材を取り上げ、第1章で紹介した発問パターンの活用例を提案しています。


 前作『国語授業が変わる!発問大事典』と同様、単なる発問をかき集めたパターン集にはならないよう、本書の執筆に際しては、次の三点を意識しました。


 まず、第一に、「特に汎用性が高いと考えられる発問」を紹介することです。

 本書で紹介している68の発問パターンは、さまざまな教材で活用することができるものです。

 新教材はもちろん、さまざまな教材の教材研究や授業構想をする際に、「この教材でも、この発問が使えるかも…」と、目の前の子どもたちにぴったりの発問を閃く一助となるはずです(この発問パターンは、前作で紹介した内容を新教材に合わせて一部改訂しています)。


 第二に、「授業を活性化する発問」を紹介することです。

 国語授業の活性化を促すのは、「面白そう」「考えてみたい」と「個々」の子どもたちの「読みへの意欲」を引き出す発問です。そして、「私はAと考える」「僕はBだと思う」というような「集団」の「読みの多様さ」を生み出す発問です。

 楽しい授業、盛り上がる授業、多様な個性が光る授業をつくっていくための発問アイデアを、ぜひご活用ください。


 第三に、「指導内容を明確にする」ことです。

 本書では、取り上げている各教材で扱うべき指導内容、とりわけ「教科内容(国語科ならではの指導内容)」を整理し、発問とセットで提案するようにしました。

 「発問のバリエーション」を知ることにとどまらず、国語授業において、どのようなことを教科内容として扱っていけばいいのか、つまり「国語科の教科内容」を考える上で、参考にしていただける一冊になっていると考えています。

 国語授業は、指導内容が明確に位置付くことで、より「本質的な国語授業」に「変わる」のです。

 本書が、お読みいただいた先生方のお役に、少しでも立つことができれば幸いです。


 最後に、国語教育の師匠である長崎伸仁先生、国語授業の師匠である桂聖先生をはじめ、お世話になっている先生方に心から感謝を申し上げます。皆様のおかげで、今の私があります。ありがとうございました。


  二〇二四年八月   編著者 /橋 達哉

著者紹介

橋 達哉(たかはし たつや)著書を検索»

東京学芸大学附属世田谷小学校教諭。

山梨県公立小学校教諭,山梨大学教育学部附属小学校教諭を経て,現職。日本授業 UD 学会常任理事,新しい国語実践研究会副会長,全国国語授業研究会常任理事,山梨・国語教育探究の会代表。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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