- はじめに
- 指示・説明・発問
- 01 ポジティブに注目を集める 「黒板コツン☆」
- 02 聞く雰囲気をつくる 「目を合わせて」
- 03 内容が頭に入りやすくなる 「うなずきながら」
- 04 やりとりを引き出す 「反応掲示物」
- 05 反応のタイミングをそろえる 「返事の合図」
- 06 学習箇所をおさえる 「指さし確認」
- 07 全員が学びに向かえる 「教科書スタンド☆アップ」
- 08 画面に気を取られない 「タブレット画面は前向き」
- 09 学習を積み上げる 「前と同じところ・違うところは?」
- 10 学びを深める 「考えで共通することは?」
- 11 理由を交流できるようになる 「先生は◯◯と思うんだけど,どう?」
- 12 みんなの理解を促す 「先生,よくわからない…???」
- 13 理解を定着させる 「3人に説明できる?」
- 14 教科の用語を学べる 「言葉の置き換え」
- 15 子どもから考えが出なくても大丈夫! 「教科書から探せる?」
- 16 自分の考えを表現できるようになる 「ノートとおしゃべり」
- 17 考えを表現できるようになる 「心の中で思ったことは?」
- 18 失敗や間違えがなかったことになる 「時を戻そう」
- 板書
- 19 目に飛び込んでくる文字を書ける 「筆のようなチョークづかい」
- 20 授業に集中できる 「縦消し×横消しで美しい黒板!」
- 21 大事なことが一目でわかる 「3色チョーク」
- 22 書くことへの抵抗感を減らす 「ふきだし」
- 23 個別学習状況を把握できる 「活動の流れ視覚化ネームプレート」
- 24 授業の構えをつくれる 「いつも書く項目は一緒!」
- 25 何度でも再利用できる 「カラーマグネットシート短冊」
- 26 落ち着いて学習に向かえる 「本文視写」
- 27 思考を整理できる 「Xチャート活用」
- 28 気づきを生む 「ベン図で比較」
- 挙手・指名
- 29 挑戦者を増やせる 「価値づけ挙手」
- 30 子どもたち同士で発言をつなげる 「相互指名」
- 31 いつの間にかたくさん手が挙がる 「魔法の挙手」
- 32 子どものつぶやきを全体交流に生かす 「拾い上げ指名」
- 33 緊張感が持続する 「ピンボール指名」
- 34 心の準備ができる 「予告指名」
- 35 誰でも発言できるようになる 「自信の度合い挙手」
- 36 平等に全員の意見が聞ける 「班ごと選抜指名」
- ペア・グループ・学び合い
- 37 安心して対話に臨める 「これ(ノート・タブレット)見て!」
- 38 寄り添いマインドを示す 「顔の高さ合わせ」
- 39 温かい雰囲気を生み出す 「膝の寄せ合い」
- 40 話の熱量を高める 「手で話す」
- 41 全員が参加者になる 「真ん中に置く」
- 42 全員が発言できる 「番号発表制度」
- 43 自分の意見を明確に伝え合える 「立場決定」
- 44 心を動かし合う 「立ち歩き自由タイム」
- 机間指導・立ち位置
- 45 全員参加を図る 「授業開始5分以内☆机間指導」
- 46 子どもの思考を活性化する 「つぶやきながら机間指導」
- 47 子どもの困りで授業をつくる 「つまずき把握の机間指導」
- 48 スクールカーストをつくらない 「ランダム机間指導」
- 49 知的好奇心を満たす 「子どもも教師も自由に立ち歩きタイム」
- 50 話し手を育てる 「教室後方の教師」
- 51 聞き手を育てる 「教室前方の教師」
- 授業の手法・テンポ
- 52 子どもたちが安心して聞ける 「質問はありますか?」
- 53 子どもを飽きさせない 「動と静」
- 54 ダラダラ雰囲気に緊張感をもたらす 「必殺!ビンゴマシーン」
- 55 注意を集める 「これ何本?」
- 56 緊張と緩和の緩急をつける 「黙り込む」
- 57 インプットの効果をあげる 「先に板書」
- 58 聞くことを意識づける 「聞く位置チェンジ」
- 声かけ・授業の雰囲気づくり
- 59 安心して間違えられる 「ダイヤモンド獲得!おめでとう!」
- 60 飽きを緩和する 「合言葉」
- 61 楽しい雰囲気で注意できる 「発見!ずんずんずんずん!」
- 62 全員参加の雰囲気をつくる 「できない人?できる人?」
- 63 話を聞き合う雰囲気をつくる 「真似した子も褒める」
- 64 挑戦意欲をかき立てる 「挑発」
- ノート指導
- 65 授業を受ける気持ちをつくる 「めあてを写す」
- 66 達成感を味わい,やる気が継続する 「最初にページ番号を記入」
- 67 1時間で自分が学んだことが見える 「まとめ・感想を書く」
- 68 時間をかけず子どもの意欲を引き出す 「スタンプ」
- 69 子どもの頑張りに応える 「励ましコメント」
- 70 ノートに書くことが苦手な子でもできる 「絵で表現する」
- 71 工夫したノートになる 「色を自由に使う」
- 72 ノートづくりを工夫するようになる 「ノートを見合う時間」
- 1人1台端末活用
- 73 文房具としての活用を定着させる 「ゆさぶりの一言」
- 74 プログラミング教育の機会を生む 「ゲーム制作係」
- 75 タイピング能力を育てる 「タイピング係」
- 76 端末の落下を防止する 「100円クッションバー」
- 77 クラス内の交流を深める 「オンライン雑談スペース」
- 78 低学年でも大切に端末を持ち運びできる 「赤ちゃんだっこ」
- 79 映像編集を見据えた 「動画撮影前後の『のりしろ』」
- 80 ネタバレせずに画面表示ができる 「画面の拡張設定」
- 便利アイテム
- 81 旬な「実物」を「子どもたちの手」で掲示物にする 「マグネットクリップ×曲板」
- 82 名簿の誤記・誤読を圧倒的に防ぐ 「奇数色名簿」
- 83 セットで使って本領発揮 「名前マグネット×ミニホワイトボード」
- 84 重ねてもかさばらない 「苗トレー回収かご」
- 85 ストレスから解放される 「ワイヤレスマウス」
- 86 ICT機器周りのケーブル類を整える 「ビニタイ」
- 87 身につけるだけでご機嫌に過ごせる 「アウトドアエプロン」
- 88 長縄跳びの記録が伸びる 「長縄雑巾」
- 89 安全に高い士気を保てる 「軍手×40」
- 90 効率のよい文書処理ができる 「ファイルインファイル」
- 宿題
- 91 子どもたちのやる気を引き出す 「3段階のフィードバック」
- 92 子どもたちに自己調整を促す 「3段階の提出場所」
- 93 子どもたちのやる気を引き出す 「計画と振り返り」
- 94 「自分で学ぶ」入り口に立たせる 「自分で丸つけ」
- 95 友達から刺激を受ける 「宿題交流会」
- 特別な支援が必要な子への配慮
- 96 視覚優位でも集中して話が聞ける 「子どもじゃなくて先生が壁側」
- 97 スムーズに活動に取り組める 「あえて本人ではなく周りに声かけ」
- 98 トラブルの状況を把握できる 「聞き取りはメッセージアプリ形式で」
- 99 思いや状況を言葉にできる 「選択肢をつくって,そこから選んで説明」
- 100 子どもの感情が落ち着く 「ネガティブ感情はそのまま繰り返し」
はじめに
ちょこっとスキル研究はじめました
「あの先生のちょこっとスキルを知りたい!」
この本は,全国で活躍されている先生方が何気なく使っている,一見ささやかな,でも効果がじわじわと効いてくるちょっとした指導のアイデアを集めました。
このアイデアは力のある先生方のスキルを凝結したものです。
先生方のスキルを見て私自身が,
「このスキル使ってみたい!」
「こんな方法があったんだ!」
「いつもの方法に少し付け足すだけだ!」
と,感動をしました。
中には授業や学級経営を大きく変えるようなちょこっとスキルがあります。
小さなことだけれど,気づかないところで支えてくれるちょこっとスキルがあります。
大きなことから小さなことまで,私だけでは紹介することのできない,素晴らしいちょこっとスキルがたくさんあります。
どこかで行き詰まった時,新たな視点やアイデアが必要な時,もしかしたらちょこっとしたことで解決につながることがあるかもしれません。
私たちの「ちょこっとスキル」が読者のみなさんに寄り添い,豊かな学校生活につながる一助となることを心から願っています。
ちょこっとLab代表 /橋 朋彦
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