- はじめに
- 第1章 悩みや苦手を打ち消す「決めゼリフ」
- 学習への意欲が低い時
- 勉強は贅沢だ!
- 勉強が嫌いな子が多い時
- 「情けは人のためならず」は本当に起こる「法則」なのです。
- 職業とはだれかのために命をかける仕事のことです。
- 予習と復習で必ず成績は上がります!
- 学級の仕事に意欲を示さない時
- 決まりも分担もない方がいいのです。
- 集団行動時の態度が悪い時
- 集団行動の一番大切な意味=避難訓練です!
- 子どもたちの心が荒んでいる時
- 豊かになると心は貧しくなります。
- できることをしない時
- 見て見ぬ振りを平気でするクラスにしたいですか?
- 第2章 よりよい自分に導く「決めゼリフ」
- やる気を出してほしい時
- 努力はすぐには報われない。再考してチャレンジせよ!
- 「ベストを尽くせ!」カーネル・サンダース伝
- 失敗を怖れずチャレンジしてほしい時
- あなたの辞書に「失敗」という文字はありますか?
- 努力する習慣を続けてほしい時
- 違和感は成長している証拠。
- 実行力とは「思い」と「予定日」を一致させる力のこと!
- 感覚を研ぎ澄ましてほしい時
- 意識を高く持ち、アンテナを張りましょう!
- 聞く態度を育てたい時
- サッカーで一人の選手がボールを保持している時間は?
- よい姿勢を意識してほしい時
- 腕一本コントロールできないのにどう人生をコントロールできるの?
- よい言葉遣いをしてほしい時
- 心の中を相手に伝えるのに言葉はあまりにも少ないのです。
- 勉強を好きになってほしい時
- とにかく一緒にいたら好きになれます!
- 読書の本当のすばらしさを知っていますか?
- 人のために動ける子を増やしたい時
- 気づかないうちに他人のために動けることが最高です。
- 褒められなくても動けるようになってほしい時
- 最初の一人になる勇気を持て!
- だれにも知られないからこそ…。
- 自分で考えて動けるようになってほしい時
- 先生がいらなくなったら、みなさんの「勝ち」!
- 生きていることに喜びを感じてほしい時
- 今日という日は残された人生の最初の日です。
- 自分の可能性に気づいてほしい時
- 人は思い込みで生きていくのです。
- 第3章 仲間を大切にする心を育てる「決めゼリフ」
- 交友関係で悩む子が多い時
- 友達はあの子だけじゃない。80億だよ!
- 友達にはそれぞれ丁度よい距離感があります。
- 挨拶・返事・拍手をしないということは?
- 友達関係の悩みの多くは時間が解決してくれます。
- 素敵な友達の探し方を知っていますか?
- 仲間を大切にしてほしい時
- 自分を賢くしてくれる友達を大切にしよう!
- 生真面目な子の心をほぐしたい時
- 正義は時として、人を追い込んでしまいます。
- 失敗を責める子が多い時
- 積極的なミスは責めずに称えましょう。
- 物の受け渡しが乱雑な時
- 物の受け渡しで一緒に相手に渡す物があります。
- 罵詈雑言が聞こえる時
- 悪い言葉が悪い友を引き寄せます。
- 暴言、暴力がある時
- 人間と動物の違いが分かりますか?
- 喧嘩やトラブルが多い時
- 勝っていい気にならないのがカッコいいのです!
- 負けを認める潔さはカッコいい!
- 腹が立つのは人のせいにするからです。
- 参考文献
はじめに
ちょっと思い出してみてください。私たちはどのようにして人生を創ってきましたか? 壮大すぎる問いですね。もう少し詳しく思い出してみましょう。
教師を志したきっかけは何ですか?
プロポーズの言葉は何ですか?
どんなお返事でしたか? 何と言ってふられましたか?(笑)
様々な出来事や出会いもあったことでしょう。でもおそらくそれら人生の転機となった時のきっかけは…言葉だったのではないでしょうか。
言葉なしの人生なんてあり得ますか? あり得ませんね。
つまり私たち人間は言葉で考え、言葉で行動し、言葉で振り返り、言葉で人生の一歩を踏み出してきたのです。今まさに読者の先生方は私の書いたこの文章という言葉の集合体を読んで人生を送っているのです。「教師は言葉で子どもの人生をつくる」仕事だといえるのです。教師の何気ない一言でも子どもは勇気づけられ、傷つけられ、それらを集積しながら学校での生活を送っているのです。もっといいましょう。
教師の言葉で子どもの人生は変わるのです。
勉強にやる気をなくしている子どもへ。
将来に不安を感じている子どもへ。
友達と喧嘩して学校へ行くのを躊躇っている子どもへ。
どんな言葉を贈りますか?
勉強へのやる気を喚起し、将来へ希望を持ち、友達と仲直りして元気に登校できる…そんな力を与えるのもまた最終的には言葉です。
先生が一つでも多くの「人生を変える言葉」のレパートリーを持ち、子どもたちの人生を豊かで幸せにしていくお手伝いができるなら、筆者の本懐これに過ぎることはありません。
著者 /土作 彰
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