- はじめに
- 第1章 ゆるっと身体を動かそう
- 1 身体は勝手に動き出す
- 2 体育授業でも大切にされていること
- 3 遊びに「遊び」がない
- 4 ええかげん遊びのススメ
- 対談
- わけもなく遊んだ子ども時代
- 遊びは自由,ルールも道具も何でもいい
- 運動は楽しい思い出とともに
- 第2章 ゆるっと身体を動かすアイデア&教材
- 起きる
- 1 腹筋ピンポン
- 歩く
- 2 かっぱでウォーク
- 3 ティッシュ箱バランス
- 4 ふたバランス
- 走る
- 5 ピンポン球ダッシュ
- 6 紙皿忍者
- 支える
- 7 片足バランス1
- 8 片足バランス2
- 9 タワーキープ
- 10 紙皿チャレンジ
- くぐる
- 11 新聞紙輪ひとりくぐり
- 12 新聞紙なわとび
- はう(とぶ)
- 13 あるものツイスター
- 運ぶ
- 14 出前ティッシュ箱
- 15 ドリンクどうぞ
- 16 紙皿リレー
- 17 ウェット新聞紙そうじ
- つかむ
- 18 ティッシュ箱ゴーグルキャッチボール
- 19 洗濯バサミハサミリレー
- 20 ペットボトル足キャッチ
- 21 ゆらゆらキャッチ
- 22 ふにゃふにゃフープ
- 23トイレットペーパーフラワー
- COLUMN
- ピンポン球1つから生まれる学習活動
- 当てる
- 24 カーテン的当て紙皿
- 25 ペットボトルボウリング
- 26 トイレットペーパーモルック
- 27 胴上げペットボトル
- 28 円盤投げ
- 29 新聞紙やり投げ1
- 30 新聞紙やり投げ2
- 31 新聞紙やり投げ3
- 32 的当て
- 33 ティッシュ箱カーリング
- 34 紙皿絵合わせ
- 取る
- 35 ティッシュ箱キャッチボール
- 36 ピンポン球キャッチャー
- 37 紙皿キャッチ
- 38 紙コップキャッチボール
- 39 キャップキャッチャー
- 40 キャッチorノーキャッチ
- 渡す
- 41 新聞紙ボールリレー
- 42 ティッシュ箱バランスリレー
- 43 膝渡し
- 積む
- 44 ティッシュ箱タワー
- 45 トイレットペーパータワー
- 46 紙コップタワー
- 振る
- 47 簡単けん玉
- 48 紙皿扇ぎバトル
- 49 ティッシュ箱ゴルフ
- 50 ふわふわ新聞
- 51 新聞紙スイカ割り
- 52 新聞紙ホッケー
- COLUMN
- 教材やおもちゃ,道具を自分の手で作り出す
- 投げる
- 53 ティッシュ戻し
- 54 床ダーツ
- 55 新聞ボッチャ
- 56 UFOフライ
- 57 つつ投げ
- 58 カーテン的当てボール
- 59 ピンポン球inコップ
- 60 万能ボールキャッチ
- 61 ガムテープドッジボール
- 62 ガムテープベースボール
- 63 紙皿ボッチャ
- 64 かず輪投げ
- 65 紙皿ビンゴ
- 66 大輪送り
- 打つ
- 67 ティッシュ箱卓球
- 68 紙皿卓球
- 69 新聞紙ゴルフ
- 70 新聞紙ノック
- 71 一人野球
- 72 紙コップ野球盤
- 蹴る
- 73 カンフー輪投げ
- 74 ティッシュ箱スパイクサッカー
- 75 紙皿サッカー
- 76 紙コップボールシュート
- 77 一人サッカー
- 78 PCPK
- 引く
- 79 引っ張りティッシュ箱
- 80 新聞紙クロス引き
- 81 バランス新聞紙1
- 82 バランス新聞紙2
- 83 ハラハラ椅子引きゲーム
- 転がす
- 84 さよなら大玉
- COLUMN
- マニュアルを超えて
- おわりに
はじめに
「身近にある物を使って,作って,身体を動かして,子どもたちと遊ぶ」
本書は,そのためのちょっとしたアイデアを,ちょっとだけご紹介するものです。
なので,子どもたちの運動能力が向上したり,運動が苦手な子どもたちが,運動が得意になったりするためのコツみたいなものは特に書いていません。もちろん,体育の授業で「できる!」ようにするための効果的な指導法なんかも書いていません。
代わりに,「こうしたらおもしろくなるかも」みたいなことは書いています。たまに「もしかしたら〜がうまくなるかも」「変な動きになるかも」みたいなことも書いています。
難しいことは考えずに,ただただ子どもたちと遊んでみてください。
ご紹介するアイデアについては,一応,道具の作り方や遊び方を書いていますが基本的に全部ゆるいです。絶対その通りに遊んでくださいということではないので,子どもたちがいいことを思いついたら,ぜひそれで一緒に遊んでみてください。きっと子どもたちは突拍子もないことを思いつくでしょう。
また,身近にある物というのは,ティッシュ箱やトイレットペーパーの芯など,基本的に捨ててしまうようなものばかりです(たまにピンポン球も使っていますが)。大した道具は準備しなくて大丈夫です。そして,教室や家の中など,いつも居る場所で気軽にできるものがほとんどです。それで十分遊べます。
子どもたちといい時間を過ごしましょう。
いい時間を過ごしているうちに子どもたちの身体は勝手に動いてしまいます。
そして,いつの間にか心も動いてしまっているでしょう。
著者 /平沼 源志
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- 明治図書