板書&展開例でよくわかる 指導と評価が見える365日の全授業 中学校理科 3年

板書&展開例でよくわかる 指導と評価が見える365日の全授業 中学校理科 3年

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中学3年生の理科の予備時間を除く全単元・全時間の授業を網羅。各時間、指示・発問を明示した展開例とともに、見やすい板書例で授業のポイントがひと目でわかります。「指導と評価を一体化させる」とはどういうことなのかを形にした1冊。【ダウンロード特典あり】


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PDF
ISBN:
978-4-18-552323-3
ジャンル:
理科
刊行:
対象:
中学校
仕様:
B5判 272頁
状態:
在庫あり
出荷:
2024年9月30日
備考:
サポート情報

目次

もくじの詳細表示

はじめに
本書の使い方
第1章 これからの理科授業
1 学習指導要領で求められる資質・能力と理科教育との関係とは
2 令和の教育政策動向(「令和の日本型学校教育」答申,GIGAスクール構想)と理科教育とは
3 中学校理科で学年ごとに重視する探究の学習過程とは
4 「指導と評価の一体化」のための学習評価(育成すべき3つの柱の評価)に向けて
5 全国学力・学習状況調査の結果から明らかになった成果と課題を踏まえた授業づくり
6 授業づくりノート作成のすすめ
第2章 365日の全授業 3年
物体の運動 全8時間
単元について
第1時 物体の運動の様子を調べる方法を考えよう
第2時 物体の運動の様子をグラフに表そう
第3時 実際の運動を記録して分析しよう
第4時 水平面上で摩擦力がはたらかない場合の運動はどうなるのか調べよう
第5時 台車が斜面を下るとき,台車はどのような運動をするか調べよう
第6時 斜面の角度を変えて運動の違いを調べよう
第7時 斜面を上る台車にはたらく力と運動の関係を調べよう
第8時 台車をおもりで引く運動にはどのような特徴があるか調べよう
力のはたらき方 全7時間
単元について
第1時 2力が加わるとき,合力がどうなるか調べよう
第2時 2力を1つのはたらきにする方法(力の合成)を考えよう
第3時 斜面上の物体にはたらく力の関係について考えよう
第4時 力と運動の関係を整理しよう
第5時 力を及ぼす物体と及ぼされる物体の関係を調べよう
第6時 水の中に入れた物体にはたらく力を調べよう
第7時 浮いた物体と沈んだ物体で浮力の違いはあるか考えよう
力学的エネルギー 全12時間
単元について
第1時 「エネルギーをもつ」とはどのようなことだろうか,身の回りのことで考えよう
第2時 運動する物体のもつエネルギーは何に関係しているのだろう1
第3時 運動する物体のもつエネルギーは何に関係しているのだろう2
第4時 高い位置にある物体のもつエネルギーは何に関係しているのだろう
第5時 運動エネルギーと位置エネルギーの関係を調べよう
第6時 理科でいう仕事とは何だろう
第7時 仕事と力学的エネルギーの関係について調べよう
第8時 道具を使ったときの仕事の大きさを調べよう
第9時 仕事率はどのように表したらよいのだろうか
第10時 エネルギー変換とは何だろう
第11時 エネルギーの保存と熱について調べよう
第12時 力学的エネルギーについて学んだ内容を整理しよう
水溶液とイオン 全17時間
単元について
第1時 電流が流れる水溶液の特徴を調べよう
第2時 水溶液に電流が流れているとき,水溶液の中では何が起きているのか考えよう
第3時 塩化銅水溶液に一定以上の電圧をかけ,電流を流す実験をしよう
第4時 塩酸に一定以上の電圧をかけ,電流を流す実験をしよう
第5時 イオンの存在に気付こう
第6時 原子の構造を理解しよう
第7時 イオンのでき方と表し方を理解しよう
第8時 電解質水溶液に電流が流れる仕組みを説明しよう
第9時 水溶液の性質の酸性・中性・アルカリ性について調べよう
第10時 酸・アルカリの性質を決めているものについて考えよう
第11時 酸・アルカリの正体を調べよう
第12時 ムラサキキャベツで7色をつくろう
第13時 酸とアルカリの水溶液を混ぜるとどうなるか予想しよう
第14時 酸とアルカリの水溶液を混ぜるとどうなるか実験しよう
第15時 酸とアルカリの水溶液を混ぜるとどうなるか実験結果をまとめよう
第16時 酸とアルカリの水溶液を混ぜるとどうなるかまとめよう
第17時 身の回りの中和を説明しよう
電池とイオン 全7時間
単元について
第1時 硝酸銀水溶液と銅の反応を調べよう
第2時 金属のイオンへのなりやすさの違いを調べる実験を計画しよう
第3時 金属のイオンへのなりやすさの違いを調べよう
第4時 金属のイオンへのなりやすさの違いを見つけよう
第5時 ダニエル電池を製作しよう
第6時 電池の基本的な仕組みを理解しよう
第7時 日常生活と電池のつながりについて理解しよう
生物の成長と殖え方 全7時間
単元について
第1時 生物が成長するとき,細胞はどのように変化するのか考えよう
第2時 体細胞分裂の観察を行い,どのように分裂が行われているか考えよう
第3時 体細胞分裂はどのように行われるのか考えよう
第4時 体細胞分裂の過程を分かりやすく表現してみよう
第5時 生物にはいろいろな殖え方があることを理解しよう
第6時 有性生殖によってなかまを殖やす仕組みを理解しよう
第7時 植物がなかまを殖やす仕組みを理解しよう
遺伝の規則性と遺伝子 全7時間
単元について
第1時 遺伝の用語を理解し,特徴を説明しよう
第2時 メンデルの交配実験から遺伝の法則について理解しよう
第3時 遺伝子の伝わり方から形質の表れ方を説明しよう
第4時 モデル実験を通して,遺伝の規則性を見つけよう
第5時 遺伝子の本体について知り,DNAを抽出する実験をしよう
第6・7時 遺伝子に関する研究成果について知り,その利用について考えよう
生物の種類の多様性と進化 全4時間
単元について
第1時 脊椎動物の特徴を比較しよう
第2時 骨格の比較から分かることを説明しよう
第3時 脊椎動物の進化の過程を説明しよう
第4時 生命の連続性とは何かを説明しよう
天体の動きと地球の自転・公転 全10時間
単元について
第1時 地球を観察してどのような動きをしているか考察しよう
第2時 太陽と星の1日の動きを観察して課題を設定しよう
第3時 太陽と星の1年の動きを観察して追究する課題を設定しよう
第4時 天体の位置の表し方を身に付け,太陽の動きの観測計画を立てよう
第5時 透明半球の観測結果から太陽の1日の動きの特徴を考察しよう
第6時 透明半球を使った太陽の1日の動きの観測結果について考察しよう
第7時 地球の公転のモデルと透明半球を宇宙空間からの視点で観察しよう
第8時 昼の長さと南中高度の変化から,季節によって気温が変化する原因を考察しよう
第9時 星座と地球の公転モデルを宇宙空間からの視点で観察して考察しよう
第10時 星座の見かけの動きについて,自転と公転を関連付けて考察しよう
太陽系と恒星 全12時間
単元について
第1時 太陽の表面の様子を観察してどのような特徴があるかを調べよう
第2時 太陽の観察結果からどのようなことが分かるかを考察して特徴を見いだそう
第3時 太陽系にはどのような惑星があり,それぞれどのような特徴があるかを調べよう
第4時 太陽系にはどのような惑星があり,それぞれどのような特徴があるかを共有しよう
第5時 太陽系の惑星にはどのような特徴があるかを見いだそう
第6時 宇宙にはどのような世界が広がっているか,その特徴を見いだそう
第7時 月や金星の形や見える位置の変化を観察しよう
第8時 月の形や見える位置が変化する理由を調べよう
第9時 モデル実験を通して月の形や見える位置が変化する理由を見いだそう
第10時 日食と月食が起こる仕組みを見いだそう
第11時 金星の形や大きさ,見える位置が変化する理由を調べよう
第12時 モデル実験を通して金星の形や大きさ,見える位置が変化する理由を見いだそう
エネルギーと物質 全10時間
単元について
第1時 エネルギーの利用と産業や社会の変化,利用における課題について考えよう
第2時 日本における主な発電の方法と,そのもとになる資源や特徴を調べよう
第3時 核分裂を利用した原子力発電の仕組みや放射線の影響について調べよう
第4時 持続可能な社会のためにどのようなことが必要となるだろうか
第5時 適切な電源構成を考えよう
第6時 衣類の素材の特徴を考えよう
第7時 身の回りにあるプラスチックの性質を知り,利用について考えよう
第8時 社会的課題を解決したり,社会をより便利で快適にしたりするこれからの科学技術を調べよう
第9時 未来を拓く科学技術を調べよう
第10時 これからの未来を拓く科学技術にはどのようなものがあるだろうか
生物と環境 全11時間
自然環境の保全と科学技術の利用 全2時間
単元について
第1時 生態系における生物同士の関係を見いだそう
第2時 生態系における生物の数量的関係から分かることを説明しよう
第3時 生態系における生物のはたらきを理解しよう
第4時 予想を基に仮説を設定し,見通しをもって実験方法を立案しよう
第5時 生物のはたらきをまとめよう
第6時 生態系における炭素の移動から分かることを説明しよう
第7時 身近な自然環境を調査し,自然環境と生物の関わりや状況を知ろう
第8時 観察結果を基に人間が自然環境に及ぼしている影響を分析しよう
第9時 地域の自然災害の調査方法を考えよう
第10時 地域で起こりうる災害について根拠をもって説明しよう
第11時 人間の活動が地球の自然環境に与えている影響を生態系と関連付けて説明しよう
第1時 持続可能な社会を目指してどうしたらよいか仮説を立てて方法を考えよう
第2時 持続可能な社会を目指して私たちはどのような関わり方をすればよいか考えよう

はじめに

 新型コロナウイルス感染症は世界を一変させ,人々の暮らしや社会だけでなく価値観や考え方をも変えさせ,学校教育にも大きな影響を与えました。この間「GIGAスクール構想」に基づき,全国の児童生徒に1人1台のコンピュータ端末が配付されるなど「学校のオンライン化」が一気に促進されました。また,「『令和の日本型学校教育』の構築を目指して〜全ての子供たちの可能性を引き出す,個別最適な学びと,協働的な学びの実現〜(答申)」(中央教育審議会,2021)では,全ての子供たちの可能性を引き出す個別最適な学びと,協働的な学びの実現の方向性が示されています。大きな社会的変化と教育改革の最中にスタートした新学習指導要領は,「社会に開かれた教育課程の実現」を目標に,探究を重視することを柱に据え,求められる資質・能力の育成を目指した「戦後最大の教育改革」ともいわれています。

 新学習指導要領に対して全国の中学校理科の先生方からは,「新学習指導要領の趣旨は理解できるが,具体的にどのように授業を構成し,どのように授業展開したらよいかより詳しく知りたい」「日々の授業が不安でどのように進めたらよいかヒントがほしい」といった意見をいただいております。目指す学習者の資質・能力の育成は,理念を語りつくすだけでは目的を達成できるものではありません。その実現に向けては,日々の地道な努力,授業の充実が欠かせません。授業を司る先生方には,具体的な様々な事例から学び,毎日の授業づくりに工夫を重ね,ご自身で構成してさらに実践と改善を繰り返すことが求められています。

 本書は,書籍名通り「板書&展開例」を基に,日々の授業に焦点を当て,中学1〜3年までの全ての授業を書籍化するという試みであります。執筆者として,北海道から沖縄まで全国でご活躍されている先生方,若手からベテランまで30名以上にご協力いただきました。執筆者の多くが新学習指導要領作成の関係者,全国学力・学習状況調査の作成や分析・検証の関係者,さらには,国立教育政策研究所が発行している「『指導と評価の一体化』のための学習評価に関する参考資料」の作成等に関わった関係者などであります。経験豊富である先生方が日々行っている授業を基に,育成を目指す資質・能力を焦点化し,まさに魂を注ぎ込んで作成していただきました。本書は,新学習指導要領の実現にとって,極めて重要な書籍になることを確信しています。日々の授業の参考にしていただくことはもちろん,教員研修センターや校内研修等の教員研修,大学の理科教育法等の授業における教員養成での活用も期待しております。

 関係者一同,本書が全国の先生方の授業の充実に向けてのたたき台となり,よりよき方向性の一助となるだけではなく,本書を超える実践が多く出現することを願ってやみません。

 最後にイラスト等でご協力いただいた茨城県立石岡第一高等学校の石田理紗先生に,この場を借りて厚く御礼申し上げます。


   /後藤 顕一・野内 頼一・藤本 義博

著者紹介

後藤 顕一(ごとう けんいち)著書を検索»

東洋大学食環境科学部教授,教職センター長。

埼玉県教諭,埼玉県教育局指導主事,国立教育政策研究所教育課程研究センター基礎研究部,総括研究官を経て現職。

「中学校学習指導要領(平成29年告示)解説 理科編」の作成・編集に携わった。また,「『指導と評価の一体化』のための学習評価に関する参考資料(理科)」の作成・編集に携わった。

野内 頼一(のうち よりかず)著書を検索»

国立教育政策研究所教育課程研究センター研究開発部教育課程調査官・学力調査官。教育課程調査官。

茨城県教諭,茨城県指導主事を経て現職。

「中学校学習指導要領(平成29年告示)解説 理科編」の作成・編集に携わった。また,「『指導と評価の一体化』のための学習評価に関する参考資料(理科)」の作成・編集に携わった。

藤本 義博(ふじもと よしひろ)著書を検索»

岡山理科大学教育推進機構教職支援センター教授,教職センター長。

岡山県教諭,岡山大学教育学部附属中学校教諭,岡山県教育委員会指導主事,倉敷市教育委員会倉敷情報学習センター館長,国立教育政策研究所教育課程研究センター研究開発部教育課程調査官・学力調査官を経て現職。

「中学校学習指導要領(平成29年告示)解説 理科編」の作成・編集に携わった。また,全国学力・学習状況調査の中学校理科における責任者であった。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。

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@図版パーツ

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A重要用語プリント

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    • 急に専門外の教科を教えることになりました。0から授業を作る時間はありません。本書をベースに自校化しています。助かっています。
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