理科授業がおもしろい先生が実はやっている 授業づくり56のアイデア

理科授業がおもしろい先生が実はやっている 授業づくり56のアイデア

新刊

総合49位

おもしろい理科授業はこうつくる!成功に導く56のアイデア

理科授業を、もっとおもしろく!教科の本質に迫る魅力的な授業づくりにアップデートする秘訣を、「仕掛け」「観察」「スキル」「ICT」「授業開き・授業参観」「アウトプット」「個別最適な学び」「探究」の8つの視点からまとめました。


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PDF
ISBN:
978-4-18-622531-0
ジャンル:
理科
刊行:
対象:
小学校
仕様:
A5判 144頁
状態:
在庫あり
出荷:
2025年3月3日

Contents

もくじの詳細表示

はじめに
第1章 仕掛け 「好奇心」を高める教師の仕掛けアイデア7
01 ストーリーテリングで惹き込む
02 映像で最初の一歩を彩る単元導入
03 百聞は一見に如かず!
04 実験準備はスーパーマーケット方式で
05 つながる,学ぶ「Rikastagram」
06 理科室前展示で授業をもっとおもしろく
07 気づきを引き出す理科室(教室)環境づくり
COLUMN@ エッ!とおどろく理科プレゼン
第2章 観察 学びの核となる「観察力」を高めるアイデア7
08 ネイチャージャーナリング
09 自由実験で気づきを発散する
10 あえて名前を伏せる
11 身近な教材で興味・関心を高める
12 捨てる神あれば拾う神あり?
13 観察記録は撮影×手描きが最強!?
14 困ったときの3Dコンテンツ
COLUMNA 身近なpH指示薬,なに使う?
第3章 スキル 理科の見方・考え方を伸ばすアイデア7
15 フローチャートで見通しを持つ
16 子どもの前にある情報を全てとする
17 観察対象を増やすことで見方を働かせる
18 双方向からの関係付け
19 理科の見方を「絵合わせパズル」を作って育む!
20 発表会で批判的思考力を高める
21 正しい実験の仕方を目指して
COLUMNB 自然体験・自然観察のすすめ
第4章 ICT 学びを深めるICT活用アイデア7
22 クラウド活用で授業を変える!
23 写真や動画をクラスの共有財産にする
24 「PhET(フェット)」でバーチャル実験!
25 気象衛星データの活用
26 星空観察アプリを使おう
27 授業にSNSを!Padletの活用
28 Kahoot!で楽しく知識定着!
COLUMNC デジタルで加速する科学を意識する
第5章 授業開き・授業参観 1授業時間で勝負!珠玉のアイデア7
29 授業開きの鉄板「サイエンスビンゴ」
30 紙コップで学ぶ理科の考え方
31 これはどこを食べている?
32 飽和食塩水に砂糖は溶ける!?
33 理科室を博物館化する!
34 パフォーマンス課題「ものと重さ」
35 パフォーマンス課題「砂糖水でカラフルタワー」
COLUMND 保護者参観を保護者参加に
第6章 アウトプット 理科における学びのアウトプットアイデア7
36 最強のアウトプット「レポート」
37 新種の昆虫,つくりました
38 プチプレゼンで気軽にアウトプット
39 GIGA時代の新アウトプット「映像制作」
40 オリジナル図鑑をつくろう!
41 4コマでまとめよう!
42 単元のまとめを1枚(OPS)に!
COLUMNE 理科におけるアウトプットは何が最適か?
第7章 個別最適な学び 学習の個性化を実現するアイデア7
43 とりあえず,やってみよう!
44 個別の学びを実現する100均活用!
45 チョコっとペア・グループワーク
46 グループ活動をアップデート
47 問題を見いだす
48 自分で選ぶ,自分で決める
49 振り返り指導
COLUMNF ギフテッド教育を考える
第8章 探究 探究的な学びをつくるアイデア7
50 探究学習入門編
51 出口の問いのつくり方
52 エネルギー領域を同じ教材で学ぶ
53 探究的な学びのサイクルの回し方
54 サイエンスショープロジェクト
55 教科横断でBIGなプロジェクトを創る!
56 理科×well-being
COLUMNG 紙とデジタルの使い分け
おわりに
執筆者一覧

はじめに

 ふと思う。


 毎年のように行われている,好きな教科調査において,理科が上位にランキングされないのは,なぜだろう?


 仮に私の学校で同様のアンケートをすれば,きっと理科が1位になると思う。自慢でもなんでもなく,事実としてたぶんそうなる。


 私が人気取りをしているわけでもなく,私の人間性が素晴らしいわけでもありません。話も上手くないです。おまけに字も下手…。


 それは,シンプルに授業がおもしろいからだと思っています。


 理科における学びは,楽しさよりも,おもしろさが重要です。

 探究心を刺激するのは,楽しさではなく,おもしろさだからです。

 おもしろいこそが,学びの原点であり原動力となります。


 理科の授業には,おもしろくするコツがあります。


 もちろん,理科の授業にある程度の専門性が求められることは,否定しません。教師の勘と経験も必要な教科です。

 しかし,それだけではおもしろい理科の授業はつくれません。


 専門性を高めると同時に,「授業づくり」という観点をアップデートしていくことが重要です。

 本書は,「おもしろさ」をキーワードに,小学校理科における授業づくりのポイントを8カテゴリー,56のアイデアにまとめました。


第1章 仕掛け −「好奇心」を高める教師の仕掛けアイデア7

第2章 観 察 −学びの核となる「観察力」を高めるアイデア7

第3章 スキル −理科の見方・考え方を伸ばすアイデア7

第4章 ICT −学びを深めるICT活用アイデア7

第5章 授業開き・授業参観 −1授業時間で勝負!珠玉のアイデア7

第6章 アウトプット −授業デザインをアップデート!理科×アウトプットアイデア7

第7章 個別最適な学び −学習の個性化を実現するアイデア7

第8章 探 究 −探究的な学びをつくるアイデア7


 理科の書籍の多くを占める「教材」や「ネタ」を最小限にし,あくまでも「授業づくり」という切り口にこだわりました。掲載した事例は具体性のあるものですが,どれも他の単元や学習で応用できるものです。


 授業づくりのポイントを学ぶことで,明日の理科授業をもっとおもしろく,より本質に迫る学びへとアップデートすることができます。


 本書が,少しでも,皆様の日々の理科授業を「おもしろく」するきっかけとなれば,こんなに嬉しいことはありません。


   /吉金 佳能

著者紹介

吉金 佳能(よしかね かのう)著書を検索»

1983年茨城県生まれ。宝仙学園小学校教諭。

同校の2代目校長であり,理科教育の大家でもある栗山重氏の「教えてはいけない,学ばせてもいけない,学びを支援することが教育だ」へ挑み,子どもが夢中になる学びを追究する実践家。

衛藤 巧(えとう たくみ)著書を検索»

1987年兵庫県生まれ。仁川学院小学校教諭。担任をしながら理科を担当。理科を誰よりも楽しむために,理科の面白さを日々子どもたちと探究している。また,近年は「全ての子どもたちが安心して学びに向かえる環境づくり」を目指し,ギフテッド教育の観点を取り入れ,学びの必要性に応じた課題設定や班編成の実践を行っている。啓林館小学校理科教科書編集委員。

田中 翔(たなか しょう)著書を検索»

1990年神奈川県生まれ。青山学院初等部教諭。

Microsoft Innovative Educators Expert(MIEE)としても活動。子どもが「一人ひとりの力で世界はよく出来る」と思えるようにとの願いを持って,学級経営や理科の授業作りを考えている。自然の中で行う体験から得られる感動が自然を愛する心の涵養を行うと信じ,大人も子どもも少しでも多くそういう体験が出来ないか模索している。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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