- はじめに
- ワークシートの使い方
- 一学期
- (教科書 光村図書4年・上16〜113ページ)
- 1「かくれたパーツをさがせ」
- 2「漢字足し算」
- 3「足りないのはどこ(形をよく見て)」
- 4「漢字を入れよう」
- 二学期
- (教科書 光村図書4年・上118〜下78ページ)
- 1「かくれたパーツをさがせ」
- 2「漢字足し算」
- 3「足りないのはどこ(形をよく見て)」
- 4「漢字を入れよう」
- 三学期
- (教科書 光村図書4年・下83〜126ページ)
- 1「かくれたパーツをさがせ」
- 2「漢字足し算」
- 3「足りないのはどこ(形をよく見て)」
- 4「漢字を入れよう」
- 資料 漢字パーツ表
- *本書の構成は、光村図書出版株式会社の教科書を参考にしています。
- *教材プリントは、自由にコピーして教室でお使いください。
- *学習者に応じてA4サイズに拡大して使用することをおすすめします。
はじめに
文部科学省の調査では、通常学級に在籍する児童の中で学習面に課題を持つ児童が4、5%いると考えられています。その中には漢字の読み書きが苦手な子ども達が多数含まれています。平成19年から全国一斉に始まった特別支援教育では、教育的ニーズの高いLD(学習障害)などの読み書きが苦手な子ども達に対して個に応じた具体的な教育支援をすることが期待されています。
しかし、発達障害が背景にある読み書きが苦手な子どもの場合、単なるケアレスミス、うっかりミスで出来ないのではなく、聴く力では音韻認識の弱さ、見る力では視空間処理の弱さなど大脳機能が関係する中枢神経系の発育のアンバランスが原因であることが多いのが特徴です。この場合、「ゆっくり、繰り返し教える」という学校、家庭で使われている一般的な方法では、その効果に限界がみられます。
この〈漢字〉支援ワークは新しい教科書に合わせた内容になっており、しかも教室で教わる順番に漢字学習ができるようにセットされています。またこのワークは著者の村井敏宏、中尾和人両先生方のことばの教室での長年の経験を通して子ども達の認知特性に合わせた貴重な指導プログラムの集大成となっています。左記のような「つまずき特性」を持った子どもに対してスモールステップで丁寧に教える〈漢字〉支援のワークシートとなっています。ぜひご活用ください。
1.読みが苦手で、読みから漢字を思い出しにくい。
2.形を捉える力が弱く、漢字の形をバランス良く書けない。
3.「視機能、見る力」が弱く、漢字の細かな形が捉えられない。
4.多動性・衝動性があるため、漢字をゆっくり丁寧に書くことが苦手。
5.不注意のために、漢字を正確に覚えられず、形が少し違う漢字を書いてしまう。
漢字が苦手な子どもは、繰り返し書いて練習するだけでは覚えていけません。一人ひとりの特性に応じた練習方法があります。〈漢字〉支援ワークを使ってつまずきに応じた練習をすることにより、自分の弱点の「気づき」につながり、「やる気」を促します。
読み書きが苦手な子どもが最後に「やった、できた」という達成感を得ることが出来ることを願っています。
監修者 /竹田 契一
中学校になってからどうしたものか悩んでいます
中学生版もあると助かります
コメント一覧へ