- はじめに
- ワークシートの使い方
- 2学期
- (教科書 光村図書1年・上102〜下72ページ)
- 1 ぴったりかんじ
- 2 かんじ たしざん
- 3 たりないのは どこ(かたちを よくみて)
- 4 かんじを いれよう
- 3学期
- (教科書 光村図書1年・下80〜123ページ)
- 1 ぴったりかんじ
- 2 かんじ たしざん
- 3 たりないのは どこ(かたちを よくみて)
- 4 かんじを いれよう
- 答え
- *本書の構成は、光村図書出版株式会社の教科書を参考にしています。
- *教材プリントは、自由にコピーして教室でお使いください。
- *学習者に応じてA4サイズに拡大して使用することをおすすめします。
はじめに
平成十九年から全国の小中学校で一斉に開始された特別支援教育。それは、子どもたち一人ひとりがどこでつまずいているのかをしっかり把握し、その子の学び方に応じて支援をしていくという新しい教育プログラムのスタートでした。中でも読み書きが苦手な子どもたちへどのように支援していくかが大きな課題でもありました。
しかし発達障害が背景にある読み書きが苦手な子どもの場合、単なるケアレスミス、うっかりミスで出来ないのではなく、聴く力では音韻認識の弱さ、見る力では視空間処理の弱さなど大脳機能が関係する中枢神経系の発育のアンバランスが原因であることが多いのが特徴です。この場合、「ゆっくり、繰り返し教える」という学校、家庭で使われている一般的な方法では、その効果に限界がみられます。
この〈漢字〉支援ワークは新しい教科書に合わせた内容になっており、しかも教室で教わる順番に漢字学習ができるようにセットされています。またこのワークは著者の村井敏宏、中尾和人両先生方のことばの教室での長年の経験を通して子どもたちの認知特性に合わせた貴重な指導プログラムの集大成となっています。左記のような「つまずき特性」を持った子どもに対してスモールステップで丁寧に教える〈漢字〉支援のワークシートとなっています。ぜひご活用ください。
1.読みが苦手で、読みから漢字を思い出しにくい。
2.形を捉える力が弱く、漢字の形をバランス良く書けない。
3.「視機能、見る力」が弱く、漢字の細かな形が捉えられない。
4.多動性・衝動性があるため、漢字をゆっくり丁寧に書くことが苦手。
5.不注意のために、漢字を正確に覚えられず、形が少し違う漢字を書いてしまう。
漢字が苦手な子どもは、繰り返し書いて練習するだけでは覚えていけません。一人ひとりの特性に応じた練習方法があります。〈漢字〉支援ワークを使ってつまずきに応じた練習をすることにより、自分の弱点の「気づき」につながり、「やる気」を促します。
読み書きが苦手な子どもが最後に「やった、できた」という達成感を得ることが出来ることを願っています。
監修者 /竹田 契一
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- 明治図書