- はじめに
- 「教員採用試験」を知ろう
- 自分に合った「教員採用対策スケジュール」を立てよう
- Chapter1 準備編
- 1 中学校・高校の教員ってなりやすいの?!
- 〜中学校・高校の教員に求められる資質〜
- 2 面接で効果的な志望動機が知りたい!
- 〜面接官の心をつかむアピールスキル〜
- 3 向き不向きってあるの?
- 〜中学校・高校の教員の適性〜
- 4 地域によって出題傾向が異なる?
- 〜受験先の情報収集能力〜
- 5 生徒たちに好かれる教員になりたい!
- 〜中学生・高校生が期待する教員像〜
- 6 試験勉強のモチベーションはどう維持する?
- 〜勉強しやすい環境づくり〜
- 7 一人で勉強?仲間と勉強?
- 〜効果的な勉強スタイル〜
- 8 合格した先輩に何を聞こう?
- 〜合格者からの助言の生かし方〜
- 9 試験前に体調を崩した!
- 〜合格者の生活スタイル〜
- 10 試験までのスケジュールが漠然!
- 〜周到な受験対策の秘訣〜
- 11 がんばったのに不合格…
- 〜次こそ合格する再チャレンジのポイント〜
- 12 合格したらゴール?!
- 〜一歩リードするための合格後の自己研さん〜
- 13 勉強に行き詰まった!どうしよう…
- 〜ストレス・スランプの乗り越え方〜
- 14 勉強した「つもり」だけど…
- 〜自己満足に終わらない勉強スタイル〜
- 15 こんな服装はNG?!
- 〜ふさわしい服装・言葉づかい〜
- Chapter2 一般教養・教職教養対策
- 16 効果的な勉強方法が知りたい!
- 〜一般教養・教職教養をマスターする勉強法〜
- 17 一般教養は範囲が広すぎ!
- 〜基礎・基本の着実な習得方法〜
- 18 教職教養に出題傾向はあるの?
- 〜時事問題対策に欠かせない資料〜
- 19 教育用語やキーワードに慣れるには?
- 〜情報入手スキルと記憶術〜
- 20 どうしよう,苦手分野がある!
- 〜不得意分野の克服方法〜
- 21 教養問題…教育に関する常識だけでOK?
- 〜社会人として必要な常識〜
- 22 身に付きやすい勉強法ってある?
- 〜過去問以外の勉強アイデア〜
- 23 学習成果の確かめ方は?
- 〜本番で発揮できる実践力の磨き方〜
- 24 大学での勉強と試験問題って直結している?
- 〜大学の学びを生かすポイント〜
- 25 基本問題のマスター方法は?
- 〜内容の傾向,頻出問題の分析スキル〜
- 26 出題傾向のある情報収集はどうキャッチする?
- 〜教育トピックにアンテナを張るコツ〜
- 27 教養の試験勉強を論作文と面接にも役立てたい!
- 〜身に付いた知識を他に生かす勉強法〜
- Chapter3 専門教養対策
- 28 とにかく点数をアップしたい!
- 〜得点に結びつく勉強のポイント〜
- 29 最新の教科の内容はどう確認する?
- 〜最新教科書の入手とその活用〜
- 30 専門教養はとにかく暗記でOK?!
- 〜専門性の高い試験内容への効果的な対策〜
- 31 過去問で出題範囲の広さにビックリ!
- 〜幅広い出題範囲をカバーする勉強のダンドリ〜
- 32 受験地域の出題傾向に応じた勉強をしたい!
- 〜本番で実力を発揮するための準備〜
- 33 中高教員は実際どの程度の教科知識があるの?
- 〜合格点ではなく満点を取る力量の付け方〜
- 34 教科の領域分野は全部出題される?
- 〜教科書マスターのための習慣づくり〜
- 35 今どきのホットな話題にも答えられないとダメ?
- 〜時事問題の傾向と対策〜
- 36 記述式が苦手…
- 〜記述式問題の傾向と対策〜
- 37 専門教養は授業で生かせる?
- 〜教育現場での実践力の磨き方〜
- Chapter4 論作文対策
- 38 論作文の書き方の基本が知りたい!
- 〜読みたくなる論作文の書き方のコツ〜
- 39 「自分の経験を踏まえて」はどのような経験を書くとよい?
- 〜自分らしさをアピールする論作文の書き方〜
- 40 そもそも論作文って何を評価されるの?
- 〜テーマにかかわらずアピールすべきこと〜
- 41 どう書いたら読む人に伝わる?
- 〜読みやすい論作文のパターン〜
- 42 「分割方式」って何?
- 〜効果的な論作文練習の方法〜
- 43 論作文は人に読んでもらわないとダメ?
- 〜自己流にならないための勉強法〜
- 44 テーマの出題傾向が知りたい!
- 〜過去の出題テーマからの傾向分析〜
- 45 どうすれば得点がアップする?
- 〜採点者をひきつける論作文の書き方〜
- 46 ズバリ合格論文が知りたい!
- 〜合格論文に共通のスタイル〜
- 47 練習の成果を発揮できるか心配…
- 〜本番でベストを出す練習法〜
- 48 合格しにくい論作文って?
- 〜損をしない書き方のポイント〜
- 49 論作文練習の仕上げのコツは?
- 〜試験目前の完成度の上げ方〜
- Chapter5 面接・集団討論対策
- 50 目立つ服装の方が有利?!
- 〜ふさわしい身だしなみと言葉遣い〜
- 51 面接におけるNG言動や行動って?
- 〜高評価になる立ち居振舞い〜
- 52 個人面接の評価の観点と留意点が知りたい!
- 〜好感のもたれる面接力アップのポイント〜
- 53 集団討論の評価の観点と留意点が知りたい!
- 〜集団の中で力を発揮するコツ〜
- 54 集団面接の評価の観点と留意点は?
- 〜瞬時に判断できる対応力のつけ方〜
- 55 論作文練習が面接に生きるってホント?
- 〜論作文練習を面接に生かす術〜
- 56 ロール・プレイング(役割演技)の評価の観点と留意点が知りたい!
- 〜実践に生かせるロール・プレイングの練習法〜
- 57 場面指導ではどのように演じればいい?
- 〜どんな場面でも演じられる臨機応変スキル〜
- 58 模擬授業の準備を具体的に教えて!
- 〜模擬授業成功のための準備〜
- 59 面接で直した方がいい「くせ」は?
- 〜「なくて七癖」の改善方法〜
- 60 声が震える…足が震える…
- 〜緊張の克服法〜
- 61 頭の中が真っ白!
- 〜答えられない時の対処術〜
- 62 どうしても面接が苦手
- 〜面接官を味方にするスキル〜
- 63 合格者に共通の答え方ってある?
- 〜評価の高い答え方〜
- 64 一次合格!でも次の準備が…
- 〜二次対策の準備とスケジュール〜
はじめに
本書を開いてくださった皆さんは,現在,中学校や高等学校の教員をめざして,勉強に励まれていることと思います。
ご存じのように,我が国の教員養成制度は,高い教養と多様な分野の専門性を追究する大学において行われ,国・公・私立のいずれの大学でも必要な所要の科目を履修し,単位を修得することによって教員免許状の取得ができることになっています。つまり,大学や学部学科を問わず,教養と専門性を身に付け,さらに教職として必要な学修をした者が教員となる資格をもつことができます。この制度は,かつての「教員養成を目的とする専門の学校」による教員養成よりも幅広く,多様な人材を教員として確保することを目的としています。社会の変化が激しく,高度情報化や価値観の多様化が進む今日においては,教育を広い視野から捉えるとともに,質の高い教育が期待されています。特に,中学校・高等学校の教員には,教科等の専門性が求められます。自己の教養や専門性をしっかりと身に付け,高めることを基本にしながら,教員採用試験に臨んでいただきたいと考えています。
本書は,このような学びに真剣に向き合いながら教職を目指す皆さんの疑問や悩みの解決に少しでも役立ちたいと作成いたしました。はじめから終わりまで通して読んでもよいですし,目次やまんがをざっと見て,興味をもったページから読んでもよいでしょう。人間性豊かで,高い専門性と教育への情熱をもち,生徒たちに信頼される教員をめざし,一人でも多く,教員採用試験を突破していただくことを心から願っています。
最後に,本書の作成にあたって分かりやすいまんがを描いてくださったイラストレーターの木村美穂氏,企画・構成にきめ細やかかつスピーディーにご尽力くださいました明治図書の木村悠氏に心から御礼申し上げます。
平成26年5月 /和田 孝・酒井 美恵子
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