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まずはプロ意識ですね。生徒が「寝る」「私語」「騒ぐ」というのは教える側の課題という意識が大切です。そして、生徒の目が輝く教材を探す読書や取材等の努力、そして選択眼が必要です。さらに、単に教材を提示するだけではなく、「クイズ」「フォトランゲージ」「ランキング」「ロールプレー」「対話」「討議」等の授業方法を駆使し、飽きさせない工夫が大切です。
Q1でも述べましたが、読書と取材、そして飽くなき教材発掘に対する情熱ですね。言葉をかえれば「子どもたちの生き生きと意欲的に授業に参加する顔をみたい」ということでしょうか。一単元を作るのに数冊の本を読んだが、一つもネタがないということもあります。それでもめげずに探し続ける情熱と、新聞、テレビ、ネット、そして電車のつり広告などにも目をむけることも大切です。
「教材提示」「発問」「答え」という授業のパターン化は、どんなすばらしい教材でも飽きてきます。また、他者との対話は楽しいものです。生徒同士の「対話」から結論を導く授業の工夫が大切です。
「ビンゴ」で楽しく学習するほうが有効な場合もあれば「ディベート」によって多面的多角的に考えさせる場合もあります。テーマによって、「対話方法」を工夫することが必要です。
「学力差」のない授業が大切です。そのためには「教材」「発問」「対話のテーマ設定」への吟味が必要です。どの生徒も自由に意見を言うことができ、しかも、単元のねらいとリンクした授業づくりが大切です。「活用」「探究」の仕方についても「テーマ」への吟味とともに、「比較する」「手紙を書く」「弔辞を書く」「川柳をつくる」「番組をつくる」「商品開発」など手法に工夫をしていくことで可能になります。
中学校では生徒指導、クラブ活動などで翻弄されることが多く、なかなかじっくり教材研究ができないのが現状です。まずは、先行実践に目を通し追試することです。そこでの授業の成功感覚が、次の教材づくりの源になります。まずは「まね」、そして、自分独自の授業スタイルを確立していくことです。授業中に生徒が「生き生き」し、「わかる」授業をすると、生徒も親も信頼してくれ、学級経営にもプラスです。その信頼感が、また授業にかえってきます。