- 著者インタビュー
- 授業全般
教師自身が、授業をすることを楽しむということです。特に、年度初めは「授業は子どもたちと仲よくなるための時間」という意識で、まずは授業時間の中で、子どもたちとつながることに重点を置いています。教師がいつもニコニコと楽しそうに授業をしていれば、子どもたちも勉強をすることが好きになっていくはずです。
机間巡指の3つのポイントは、「日常的に机間巡指を行う」「早足で机間巡指を行う」「歩くコースを決める」というものです。その中でも、特に私が重要視しているのは、「早足で机間巡指を行う」というものです。1周だけでなく、何周も机間巡指を行うためです。何周も行うことで、その効果が倍増します。詳しくは、本書をご覧ください。
雰囲気づくりだけでなく、授業にも活用できるという意味では、「ホワイトボード」が一番のお勧めです。うまく頼めば、学校の消耗品として買ってもらえるかもしれません。もう一つあげるとしたら、「ピンポンブ―」です。おもちゃのようなモノですので、こちらの方は、学校で買ってもらえないでしょうけどね(笑)。
一つ目のポイントは、教師がまず見本を見せるということです。英会話の練習といっしょで、「Repeat after me」が音読指導の基本になります。二つ目のポイントは、どの子にも一律に大きな声を出させようとしないことです。前回より少しでもよくなっていたら、褒めてあげてください。「伸びたか・伸びていないか」で子どもたちを見てください。
子どもへの指導を大きく2つに分けると「つながる指導」と「鍛える指導」に分けることができます。「つながる指導」というのは、子どもたちと教師、子どもたちと子どもたちをつなげるための指導です。どちらも大切な指導ですが、授業で子どもたちを「鍛える」という意識に比べて、授業で子どもたちと「つながる」という意識は、一般的には弱いようですね。
「学級づくり」と「授業づくり」は、お互いリンクしています。
……という意味も込めまして、今回、自分の力量も顧みず、学級づくりと授業づくりの本を2冊同時に書かせていただくことにしました。自分にとっても一つの挑戦でしたが、意外や意外、楽しくクリアーすることができました。ぜひ、ご覧ください。