- 著者インタビュー
- 学級経営
ズバリ、職員室の机上の整理整頓です。
書類を山のように積み重ねて、「自分は、この方が必要な書類が見つかりやすい!」と豪語している人はいませんか。それは、すべての書類がそこに積んであるから、捜せば見つかるというだけの話です。
書類は、“寝せない”ことが基本です。ファイルを数冊準備して綴じ込みます。この分類の仕方(カテゴライズ)が大切です。
机の上の乱雑さは、仕事の乱雑さにつながります。
何か“新しさ”にチャレンジしましょう。新しい具体的なめあてをもたせます。
例えば、日記を書かせているのなら、ちょっと趣向を変えて「テーマ日記」に取り組みます。テーマの例をいくつか子供に示してください。
夏休み明けなら、朝の会でのスピーチもおすすめです。夏休みの思い出をテーマに、1分間程度のスピーチを交代で行います。
季節の変わり目は、新たな取り組みへのチャンスと考えましょう。
高学年女子は、子供扱いしない。でも、大人扱いしない。これが基本です。
つまり、自然体で接することです。妙に気をつかって接すると(特に、若手の男性教師は)、不自然さが子供に伝わります。身体計測や水泳前の健康観察等は、さりげない配慮が必要です。他は、普通でいいのです。
また、“普通にがんばっている”子への声かけ(ほめ言葉)は意識したいところです。やんちゃな男子に気をとられていると、普通にがんばっている女子に対して無関心になってしまうことがあります。普通にがんばっている子が立派なのです。
学級担任をしていれば、時には保護者からのクレームもあるかもしれません。その際は、電話ではなく、できるだけ直接話をしましょう。電話は、そのアポを取るために使います。つまり、家庭訪問か来校してもらっての個人面談です。足を運ぶのはちょっと億劫な気もしますが,たいていはその1回の訪問で誤解が解けます。電話で何度も話をするよりも、結果的に短期間で問題を解決できる場合が多いのです。
頻繫にクレームをつけられるのは、特別なケースと考えた方がよいでしょう。一人で悩まず、学年主任や教頭に早めに相談して、複数の教員で対応するのが基本です。
教壇は、選ばれた者だけが立てる最高のステージです。
難関の採用試験を突破して、教師になったのです。
教師にこそ、自尊感情が必要です。
「子供たちから『先生!』って呼ばれている自分って、結構カッコいいんじゃない」
毎日がんばっているのだから、少々うぬぼれても、ばちはあたりません。
せっかく教師になったのだから、教師人生を楽しみましょう!