子どもの心にガンッとひびく言葉で、教師の思いを伝えてみませんか?
2016/4/8 掲載
- 著者インタビュー
- 学級経営
今回は多賀一郎先生に、新刊『教師の言葉でクラスづくり 子どもにしみこむいいお話』と『教師の言葉でクラスづくり クラスを育てるいいお話』について伺いました。
―今回は、昨春たくさんのご反響をいただいた『学級づくりロケットスタート』に引き続き、ロケットプロジェクト第2弾として、学級づくりで欠かせない、「先生のお話」を取り上げていただきました。書名に、「教師の言葉でクラスづくり」とありますが、なぜ先生の“言葉”は大切なのでしょうか。
小学校の教師は、子どもたちとかなりの時間接触して、子どもたちの考え方に大きな影響を与えてしまいます。また、言葉はいつまでも子どもたちの心の中に残るほどの力があります。この言葉の力を活かせば、さまざまな「伝えたいこと」をインパクトをもって子どもたちに届けることができるのです。
―クラス編と子ども編の2冊セットですね。どのような違いがあり、どんなふうに活用したらよいでしょうか。
子どもを育てていくときには、常に一人一人の子どもにピンポイントでつきあっていくことと、学級全体で教育することとの、二つのてだてが必要です。どちらかだけに偏っても、教育はうまくいきません。この2冊の本は、その両輪に対応することができるでしょう。
―どのお話も、見開きで簡潔にまとめていただきました。教室で実際に使うときの注意点などはありますか?
自分の個性や感性を考えて、自分に合った言葉を選んでください。全てを身につける必要はありません。もちろん、言葉の一部を代えて使おうと、言い方を自分らしいものにして使おうと自由です。本を手にして読むようなことだけは、避けた方がよいでしょうね。
―最後に、今年こそ言葉を大切にする子どもを育てたいとお考えの読者の先生方に向けてメッセージをお願いいたします!
言葉を大切にする子どもを育てるには、教師自信が言葉の力を感じて大事にしていくことが必要です。でも、自分一人では、なかなか言いたいことにぴったりくる言葉は見つけられません。この本からたくさんのヒントが得られると思います。いつも手元において、ぱらぱらとときどき覗いてくだされば、必要な「そのとき」にぴったりの言葉が見つけられると思いますよ。
(構成:林)
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