野外調査は、体験を通して社会的(地理的、歴史的)な事象を学べるので、生徒にとって有意義な学習活動だと思います。ポイントとして、野外調査のねらいを明らかにしておくことが大切です。そして、ねらいに迫るためには、あらかじめ教師が学校周辺の地域的特色や地域の課題をつかみ、どのような事象や事柄に着目させて調査活動を位置づけていくか検討しておく必要があります。実施に際しては、事前に安全指導を行い、活動中の事故防止に努めることが大切です。
作品にまとめる活動には、これまでの学習成果や調べ考察したことを形にする(表現する)というねらいがあります。そのことを生徒に意識させることが大切です。具体的には、設定したテーマを踏まえてイラストマップに示す事象を考えさせたり、単に調べたことを写すだけではなく、その事象が成り立つ要因や関係など自分なりに解釈したことを説明させたりすることがポイントとなります。
また、どのようにまとめたらよいか、表現の仕方がわからずに戸惑う生徒がいることも予想されます。そういった生徒には、具体的に表現の仕方を例示するとよいでしょう。
英語の授業で、スキットは場面を提示し、その状況に応じた表現を考え会話する学習活動です。その中には、単に定型的な表現を身につけるだけでなく、自己表現や自己決定を促す会話を設定することができます。社会科の授業でも自分なりに考え判断したことを表現する学習場面があります。そこで、スキットという形を通して、生徒の思考を引き出し、可視化することができるのではと考えました。また、ロールプレイングの要素をもたせることで、生徒の学習意欲を高めることをねらいました。
これまで、「板書の工夫」、「課題提示と発問の工夫」を視点に、自分自身の授業を振り返り、考えてきましたが、今回は「学習活動」を柱に据えて、社会科授業の工夫改善について考えてみました。
知らなかったことがわかる喜びや友だちと学び合う楽しさが味わえる、ワクワク感の湧き出る学習活動を展開するにはどうすればよいのか。これからの社会を生きる生徒に必要となる「学力」をどのように育てていけばよいのか。こういったことに日々悩んでいます。ぜひ、多くの先生方と授業実践の成果と課題を共有し、生徒にとって魅力的な授業をつくっていければと思います。よろしくお願いします。
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- India
- 2016/5/4 23:03:31
I can't bevelie I've been going for years without knowing that.