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はじめにも書かせてもらってますが、相撲の決まり手が48手あるというところから「48」という数字を引用させていただきました!
というのが建前で、本当のところは、姉妹本『ただただおもしろい指名の方法48手』を執筆した垣内幸太先生が、「ただただおもしろい授業を追求する会」で指名の方法48手を披露されまして…その後、会に参加された先生方がこぞって「実践してみました!」って垣内先生に報告に来られるわけですよ。100、200もいいけれど、これぐらいの量の方が先生方は取り組みやすいのだと思いまして…「自分の48手は?」と考えた時に「休み時間ゲーム」が思い浮かんだというわけです。
大切にしたいことは一覧の「@新たな一面を開拓」というところに集約されているような気がするんですよ。かつて、あまりクラスで目立たなかった子が僕とじゃんけんをしましてね…16連勝したんですよ。5連勝ぐらいから人が集まり出して、記録が更新される度に教室が割れんばかりの大歓声ですよ。一躍その子は学級のスターになりました。
なので、○○くんの、○○さんの新たな一面は、どのゲームだと引き出しやすいかという視点でゲームを選んでみることが大切だと思いますね。
何でもそうじゃないでしょうか? やり切らせるのではなく、満足感に満たせるのではなく、少し手前で終わらせることで、子どもの「やりたい」意欲が生まれると思うんです。チャイムが鳴った! 「え〜!」という不満な声は、次なる楽しみが見出された声だと思うようにしてみてください。そう思うことで教師も踏ん切りがつきやすいでしょうし、「楽しみはまだまだ先に取っておこうよ」ぐらいの声で、子どもも納得して授業に入っていきますよ。
休み明けは、緊張や照れってありますよね。緊張や照れは「関わること」で解消できます。ですので、できるだけ短い時間で、教師と友だちとたくさん対決できるゲームがいいでしょう。ということで…
第1位 せーの! 対決
「夏休み。一番楽しかった日は何月何日?」など夏休みにまつわる簡単な質問を交えて、思い出の共有も!
第2位 どっちの手かな対決
夏休みの思い出のものを消しゴム代わりに握るのもおもしろい!
第3位 10秒ピッタリ! 対決
1秒、3秒など時間を短くすることで対戦数を増やすことができます!
これからの授業は道徳科をはじめ、自分の価値観が揺さぶられる授業や場面が多くなりますよね。価値観が揺さぶられる6時間の授業って、子どもにとって結構応えますよ。そうなると、休み時間の価値というものが、ますます高まると思うんです。
そんな貴重な貴重な休み時間。子どもたちがほっと一息つける時間に、心が解放される時間に、そして…笑顔があふれる時間に。そんな時間づくりのために本書を活用いただければ嬉しいです!