毎日、または、2日に1回ペースの年がほとんどですが、若い頃は「足並みを揃えて欲しい」と言われて、出せないこともありました。
そんな年は、学級通信を配付せず、教室で読み、誰もが自由に読めるようにファイリングしておいたり、子どもの変化を電話で伝えたりするようにしていました。何かができないときは、「通信を出す目的」を考え、「通信以外の方法でできないか。」を考えていました。
何かを理由にできないことに不満を抱く時間があったら、他の方法でできないかを考える方が楽しいですからね。
読む時間はこの時間にとは決まっていませんが、基本的には朝5分ほど使って読んでいます。学級通信は前日、子どもたちに話したことや指導したことを書いてあることも多くあります。子どもが意識して行動することで、定着したり、気付きがあったりします。
また、読むだけでなく、読み終わった後、ペアで学級通信を話題に話す時間を設けています。その中で出てきた疑問は必ず質問をするように話しています。
その日に意識したことは、その日の日記に気付きや考えたことを書く子が多くいます。それらを取り上げて、次の日の学級通信に載せることもあります。
自分のことが書かれていたら、もちろん子どもは嬉しそうにしています。普段より、大事そうに通信を扱っている姿も見られて、可愛らしいなと思っています。
学級通信の中で取り上げた子どもの言動をすぐに真似る子もいますが、それを求めているわけでもないので、特に褒めることはありません。「なぜこうするのか。」「なんの意味があるのか。」学級通信を媒体にそんなことを子どもなりに考えて、行動してくれるのが一番いいなと思っています。
様々な刺激が子どもにはあるといいからです。話もする、授業もする、それとは別に文字にして読めるようにする。そうしてあの手、この手で子どもが自分の価値観について考える機会、見直す機会を増やしたいと思っています。
あとは、楽しいからですね。自分が楽しいこと以外は続きません。
ここまで書いてきたことに加えて、学級への所属意識を高めることにもなりますね。普段は実名で載せていますし、写真も載せます。そうして、みんなの中の自分を客観的に捉えることで、自分にはこの教室に居場所があることを感じて欲しいなと思います。
特に写真は、何かを頑張っていたときの写真だけでなく、楽しそうにただ教室で過ごしているだけのものも多くあります。「頑張らなくとも、ありのままのあなたで。教室にいてくれることが尊いことで、素晴らしいことだ。」と子どもが感じてくれたらいいなと思っています。
この本には、僕から子どもへのメッセージがたくさん詰まっています。僕は、子どもに「学校のルールでしょ。」「そういうものだよ。」というのがすごく嫌です。「なぜ、そうなのか。」「本当にそうなのか。」を一緒に考えていきたいのです。そのためのツールとしての学級通信でもあります。
ぜひ、この通信を読み、使えるところは使ってもらいながらも、読者の皆さん自身も「本当なのか?」「それでいいのか?」「今のままでいいのか?」と考えてみてくださいね。
100点を目指すと、動けなくなる…
その他にも、「そう考えればいいんだぁ」とたくさんのヒントが散りばめられていました!
朝の会で、子供たちに伝えたいです✨
という大人が私の子ども時代にいたら、どんなに素敵な子ども時代を過ごせただろう。
今、教員として、子ども一人一人自分らしく輝いてほしいと願っている私にとって、ヒントとなる言葉が散りばめられている本です。
子どもたちの本質を理解し、声をかけていくこと。そんな金先生の愛が、この本にはたくさん詰まっています!
「どうしたらこんな心から納得できる言葉が書けるのだろう」と不思議に思っていました。
金先生の通信は、教師である自分が人としての自分がなんだか、そのままでも十分素晴らしいんだって元気をもらいます。手元に届くのが楽しみです😆
教師や子どもはつい完璧を求めますが、78点のクラスは余裕があって楽しいそうですね!
金先生の1年を渡る学級経営が通信から知れるのは楽しみでしたかありません
早く自分の手に届くのが楽しみです
大人の私が読んでも、なるほど〜となりました。
学級通信で、子どもだけじゃなくて、保護者に伝わるのが、素敵ですね!
通信の内容の次元が違います!
こんな内容が書けるようになりたいです!
読みます!