- 著者インタビュー
- 学級経営
もちろん、学級崩壊で苦しんでいる教師にも読んで欲しいです。
第1章は、崩壊学級担任の「策略」を書いていますしね。
学級崩壊は、死ぬほど苦しいものですから。第1章を読んで、自分の心と体、そして、家族の生活を1年間守って欲しいと思っています。
しかし、それ以上に読んで欲しいのが、学級崩壊を起こし苦しんでいる教師の同僚です。第2章は、崩壊学級担任の同僚、管理職の「策略」を書いていますので。
学級崩壊の厳しい1年を生き抜けるかどうか?崩壊学級担任だけの力ではどうにもなりません。周りの支えが絶対に必要なのです。私は、
本人のがんばりが3割、職員室のがんばりが7割
だと思っています。まさに、
崩壊学級担任の命は、職員室が握っている
のです。だから、同僚、管理職は、第2章を読んで、崩壊学級担任の力になってあげて欲しいです。
管理職です。校長先生、教頭先生にこそ読んで欲しいですね。
なはははは。「戦犯」(笑)。言っちゃってますね。
でも、校長先生には、おおらかな、というか、そういうのを許してくれる太っ腹な人になっていて欲しい。校長は、やっぱ、親分肌の人がいいですよね。
「俺は、学級崩壊の一番の『戦犯』だ。だから、全力で崩壊学級担任を助けたるで」みたいな。
あきらめることですね。学級崩壊の立て直しなんて、絶対に無理なんですから。
校長に必要なのは、学級を立て直すための「策略」ではありません。
崩壊学級担任の心と体を少しでも楽にしてあげるための「策略」なんです。
それなのに、なんとか立て直そうとする校長が多いです。
担任に戦わせる。そして、さらに学級の状態を悪くさせる。
こうなるのは、目に見えているんですけどね。
そんな逆効果しかない「策略」で、崩壊学級担任を追い詰める校長は最悪です。
子どもや保護者のことを一番に考える校長が多いのも問題です。
校長は、何よりも可愛い部下、崩壊学級担任を救出するための「策略」を第一に考えて欲しいですね。
では、気合いを入れていきます。
・・・
倍返しだ!
はい、真面目に。「倍返し、いや、1000倍返しだ!」…しつこいか。
学級崩壊は、死ぬほど苦しいものです。それでも、自分の心と体、家族の生活を守らなければならない。
崩壊学級担任は、自分が生き残るためなら、何をしたって構わないと思っています。
子どものため、保護者のため、なんてキレイ事は必要ありません。
同僚や管理職に遠慮する必要もありません。
厳しい学級崩壊の1年を生き抜くために、黒くなれ!