- 著者インタビュー
- 学級経営
今、学校現場で必要としているテーマをラインアップして、そこから6つのテーマに絞り込みました。ロケットシリーズは、すぐに使えるスキルを提供するというのが、発刊以来の基本的な考え方です。今回も、現場で即、使っていただけるものをと考えました。
6人の編者を紹介します。
- 『朝の会・帰りの会』飯村友和先生:千葉で、子どもたちのためになり、しかも、楽しいことを模索してこられました。千葉県を中心として、実力派の仲間を集めてくださいました。
- 『授業のミニネタ』土作彰先生:紹介する必要もないくらい著名な実践家ですが、今回はあえて土作さんの人脈から、関西を中心にいろいろな実践家を紹介してもらいました。
- 『日直・係活動・当番活動』戸来友美先生:北海道でいろいろな活動を行ってきた実践家です。北海道の人脈を中心にバリエーションに富んだ人選をしてくださいました。
- 『教室環境・学習アイテム』松下崇先生:常に自省を繰り返しながら、着実に力をつけてきた優れた実践家です。神奈川を中心とした仲間と共に書き上げてくださいました。
- 『学級通信』多賀:ここだけは、僕が編者を担当して、信頼できる実践家3人にお願いして書きあげました。
- 『レク&アイスブレイク』鈴木優太先生:仙台でずっと積み上げてきた教室でのアイデアたちが一気に花開いた実践家です。幅広い人脈から人選してくださいました。
ネタやスキルと呼ばれるものの中には、「なんのために」という理論が抜け落ちて、ただ子どもたちが楽しければ良いというようなアイテムが見受けられます。活動ありて学びなしという状態になってしまうのです。子どもたちがその活動を通して何を学ぶのかをしっかりと把握した上に立つスキルやネタでないと、意味がありません。編者の先生方は、そこの分かっておられる方ばかりです。自信を持っておススメできます。
まず感じたのは、バリエーションが豊富だということです。そして、執筆者が主に若い実践家のみなさんだけあって、ICTの活用や個別最適化など、今の新しい課題に使えるものが多数含まれています。
そして、面白いことに編集者の個性がはっきりと現れています。僕のよく知っている方々ばかりなので、僕にはよく分かるんです。鈴木優太さんは、ものすごい数の仲間に声をかけて広範囲に渡った実践を集めてきました。飯村友和さんは、自分の信頼できる実力者を選んで、その方々が表に出るようにしておられます。松下崇さんは、自分の納得いくところまで実践の質を上げようとされたことがよく分かります。戸来友美さんは、心ある仲間を大事にして作ってきたという感じです。土作さんは、「さすがネタ教師」というものを作り上げてきました。僕のところは、少数精鋭主義ですが、僕がアナログで他の先生方はデジタルも駆使していて、バランスのよいものができたと自負しています。
これ、6冊そろえるのが一番だと思います。
学級通信を出すにあたっては、学校の事情、学年のメンバーの理解など、クリアしなければいけないことはあります。そのことにも本書ではどうしていったら良いのか、触れています。
学級通信は、ものすごい効果を発揮します。保護者からの信頼を得たり、子どもたちの変容を支えたりできる優れたアイテムです。そして、誰でもが自分なりにできるところが重要なポイントです。多くの教育技術を持たない若い先生方こそ、学級通信にチャレンジしてほしいと思います。
今、学校現場は大変です。忙しいし、子どもたちの問題も複雑化、多様化してきています。一人で頭をひねっている時間はいくらあっても足りません。そんなときに、そばにこのロケットスタートシリーズを置いて日常的に使えば、ゆとりも生まれることでしょう。
ロケットスタートは一年間を左右します。失敗したらなかなか取り戻せません。ロケットスタートを考えましょう。学級の順風運航ができるように、離陸をスムースに!
3/26には、各編者の先生方がそろってオンラインセミナーを行います。新年度への意欲がかきたてられると思います。ぜひご参加ください。
※紀伊國屋書店Publine調べ:シリーズ累計売上金額(教育/学級経営)集計期間:2022/3/1〜4/30/ジュンク堂書店:シリーズ累計売上金額(教育/学級経営) 集計期間:2022/3/1〜4/30
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