PISA対応の教材は教科書に必要か!?
今月号(6月号)の『月刊国語教育』(東京法令)に興味深い論文がありました。
日本の国語教科書には、PISA型読解力対応の教材を大幅に増やすべきである。是か非か
(付帯事項)PISA型読解力向きの教材を増やすためには、長編の文学教材を教科書から減らす。
という中学教師によるディベートが行われたとのことで、三浦二三夫先生(宮城県門脇中)が報告されていました。
さて、現行の教科書のままでも、たとえば指導書を変えたりするだけでもPISA型読解力はつくのでしょうか。
それよりもまず、PISA型読解力は日本人に必要なのでしょうか。
PISA型読解力の肝は「読む力」を入り口にした「考える力」と「書く力」とも言われています。コンピュータに例えると、「入力」→「演算」→「出力」という一連の流れがうまいことできるか否か……。
「批評力」、「情報リテラシー」、「論理的思考力・表現力」などキーワードはいくつもあります。今回のディベートで槍玉にあがった長編の文学教材はどう授業していくべきなのでしょうか。
気になるディベートの判定結果は……(雑誌をお読み下さい)。
「PISA=黒船」論もあり、次期学習指導要領でどこまで反映されるのかわかりませんが、皆さんはどうお感じになられていますでしょうか?
この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
コメントの一覧
2件あります。
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- 1
- 名無しさん
- 2007/6/2 13:43:04
私は肯定派かな…。 -
- 2
- 名無しさん
- 2007/6/3 12:12:32
指導要領が決まらんことにはどうしようもないですがな。
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