きょういくじん会議
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電脳世界がぼくらの遊び場? ポストIT革命時代の子どもアニメ事情
kyoikujin oec
2007/6/8 掲載

この画像はイメージです 5月12日から始まったNHK教育テレビのアニメ「電脳コイル」は、今までの子ども向けアニメとは一風変わった雰囲気の作品だ。

 舞台は近未来の日本の地方都市。子どもたちの間には「電脳物質」を見ることができる特殊なメガネが広まっている。「電脳物質」とはヴァーチャルリアリティ(仮想現実)物質とでもいうもの。実体はないが、メガネををかけることで見ることができる。子どもたちは仮想の「電脳ペット」をいつくしみ、「電脳つりざお」で遊ぶ。駄菓子屋で銀玉鉄砲やかんしゃく玉を買うように「電脳ミサイル」や「電脳レーザー」を買って戦争ごっこをする。

 このメガネにはネットに接続する機能もあり、子どもたちの間ではごく自然にメールやチャットが行われ、ネットショッピングや検索が使われる。まさしく、ウェアラブルコンピュータによるユビキタス社会での子どもたちとは、こうなるのだろうか…といった感じだ。

 この「電脳コイル」、1〜5話の再放送が6月16日(土)午後3時から予定されている。また、NHK教育の公式サイトでは予告編映像も見ることができる。ドラえもんやオバQ世代の方も、一度ご覧になってみてはいかがだろうか。「空き地が消えた」と嘆かれる方もいらっしゃるかもしれないが、現代の子どもたちにとってはネットという仮想世界が立派な「空き地」なのかもしれない!?

この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
コメントの一覧
1件あります。
    • 1
    • 名無しさん
    • 2007/6/11 17:21:57
    IT化はどんどん進んでいるのに、理科離れも進んでいるというのは、どういうことなんでしょうかね。身近になりすぎてしまった!?
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