どう気をつければいいのか? 子どものうつと自殺
27日の朝日新聞に、「抑うつ状態の小学生、自殺考える傾向4倍」とのショッキングな記事が掲載された。ちなみに、抑うつの原因として子どもたちが最も多く挙げているのは「友人関係のストレス」とのこと。
このような状況のなか、周りの大人にはなにかできることがあるのだろうか。この調査を行った宮崎大の佐藤氏は最後にこう締めくくる。
親や教師が子どものうつ状態に気づくことが重要。抑うつの引き金は過去3カ月以内の出来事が関係しているとの結果も出ており、まずはその解決を図ることも効果がある
青年期の自殺は未遂に終わることが多いようだ。それに比べ、子どもの自殺は首吊りなど確実な方法をとるといわれる。子どもは自殺報道などによる影響も受けやすく、特に注意が必要だ。
気づく、解決を図る、ということは簡単なようでいて難しい。
親業ということばも騒がれ、あらためて親の役割について考えさせられる。
教師としては、子どもの「友人関係」や「死生観」なども含め、もっと日常的な指導場面が大事になってくるということなのかもしれない。
すでに道徳教育などで「命の教育」「死の教育」などが行われ始めている。健康教育の一環として子ども自身に「心の病」について積極的に教えていく必要もあるかもしれない。
しかし、学校にも親にも他にもやらなければならない課題が多い。
優先順位をどうつけるか、大人としての判断が求められる。
この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
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同じクラスの中だけでずっと一緒で、他の人間関係があまりないから、
けっこう閉塞感がありましたね。
私は何も考えず呑気な小学生時代でした。