「Googleブック検索」でパソコンの中に本棚を
レポートの提出期限は明日だけど、資料の本を借り忘れた! もう本屋も図書館も閉まっているし、どうしよう…。
大学時代にこんな経験のある方は多いのではないでしょうか? しかし、これからはそんなトラブルも、「Googleブック検索」によって解決してしまうかもしれません。
5日のGoogle社の発表によると、同社は書籍検索サービス「Googleブック検索」の日本語ベータ版を公開したとのことです。Google社の紹介ページによれば、このサービスは検索語句と一致する内容を含んだ書籍を探し出し、その書籍の情報を表示してくれるものです。表示される情報のレベルは、その本を管理する出版社や図書館によって設定されています。表示レベルの内訳は、書籍の基本情報のみ、検索語句前後の抜粋のみ、検索語句を含む数ページ、そして全文の表示となっています。
イメージとしては、従来の検索対象がWeb上のテキストのみであったのに対し、ブック検索では古今東西の書籍に書かれた文章も検索の対象になったというところでしょうか。現在は、提携している出版社も少ないため検索をかけても中国語の本などが一緒に表示されてしまい、あまり便利さを感じないかもしれませんが、6日に慶応義塾図書館との提携を発表し、11日には出版社からの書籍登録受付を開始したので、稀少本の閲覧や新刊の立ち読みがネット上で可能になる日も遠くないかもしれませんね。
調べもの学習などで大いに活躍しそうなサービスですが、冒頭のような大学生のレポート作成、さらに小中学生の読書感想文や自由研究などでも活躍(?)しそうな予感もします。これからのサービス充実に注目していきたいです。
この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
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今のところ、出版社はあまり認知していないのでしょうか。
貴重な日本の古典や、近代の初版本を気軽に見られたらいいですよね。
図書館と提携ってことはばらさなくてもスキャン出来る技術が
できたんかな?
たしかに、どうやってスキャンするかは気になりますね。
膨大な時間と人員がかかりそうだけど、何かいいシステムを開発したんでしょうね。
貴重な本はデジカメで撮影をしたりして。