夏休みの過ごし方で、学力に差は出る?
家族と旅行に行ったり、友だちとキャンプをしたり、部活の練習や合宿に明け暮れたり…。たくさんの人にとって、いろいろな思い出が詰まっている夏休みが、今年も近づいてきました。そんな反面、10代の若者を対象とした4Childrenの調査によると、英国では16,000人中80%が、学校がない時、「特にやることや行くところもない」と回答していることが明らかになっています。
米国では、夏休みの過ごし方によって、学力に差が出ることを証明する調査結果が発表されました(Education Week)。その調査によると、特に、夏休みに読む本の数が、読解力の維持・向上に大きく影響しているようです。
日本でも最近、各地域や大学、研究機関などによるサマースクールが頻繁に開かれるようになり、楽しみながら学ぶことへの意欲や喜びを体験できる場が広がっています。小・中学生を対象とした、化学の実験や英語教室、芸術活動の体験など、その内容もさまざま。各地の教育委員会で、サマースクールの情報を、より見つけやすく提供しようとする試みがされているようですので、ご覧になってみてはいかがでしょうか。
一方で、「学校の勉強からようやく開放されたのに、夏休みまで勉強や教育漬けにするのはかわいそう」といった声も聞こえるようです。少しくらい暇だと感じる時間があってこそ、いつも気付かないことに気付いたり、ゆとりを持って家族と向き合えるきっかけが生まれたりすることもあるかもしれません。
皆さんはこの夏休み、どのように過ごされるのでしょうか。どのような過ごし方をされるにしても、安全に気をつけて、楽しく思い出に残る夏休みにしたいですね。
- サマースクール、教委が情報…冊子に (読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20070713ur01.htm - Youths 'bored in school holidays' (BBC)
http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/education/6288962.stm - 10 ways to survive the holidays with children (BBC)
http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/magazine/5202582.stm
この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
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学力に差がつくのは当然のことでしょう。
学力をつけさせるために夏休みがあるわけではないのですから、
元気に遊んでほしいと思います。
小2で作文、観察日記各2枚と自由研究だけなんて、いくらなんでも、ちょっと先生がラクしすぎでは?と塾で言われ、自分もそう思いました。
だとしたら、3番の方のおっしゃってるとおりということになりますね。