乳幼児のパンツ型浮輪は危険!
5日、国民生活センターが、お風呂で乳幼児が使用するパンツ型浮輪の危険性を指摘する報告を出しました。昨年小児医から事故が報告されたことにより、このタイプの浮輪は「STマーク(玩具の安全性を示すマーク)」の対象から除外されましたが、現在販売店の店頭に並んでいる商品には、まだSTマークがついているようです。
このパンツ型の浮輪、「バスタイムに…」「プールでも…」などと使用場面が示されているのですが、今回報告されたのはいずれもお風呂での事故。水位が低いお風呂では足が床に届きやすく、乳幼児が床をけったり、身を乗りだしたりして、転覆の危険性が高くなるのだとか。日本より早く販売禁止に動いている外国の報告を見ても、ほとんどすべての事故が足のつく浅い水で起きたらしいです。
ただ、「ひっくり返ったときに、足が上に浮いて抜け出せなくなる。発見が遅ければ完璧に溺死となる。プールでの使用も同じである」(日本小児救急医学会・市川光太郎理事長)とのことで、どのような使用場面でも、転覆してもすぐに助け出せるように、保護者が目を離さずにいることが重要なようです。
実は、このタイプの浮輪をお風呂で使用する例は、日本以外では見られないらしいです(日本の「深い浴槽」が関係している?)。1人で赤ちゃんをお風呂に入れなければならないお父さん・お母さんにとって、この浮輪は大変便利なものだと思います。早く安全性を確保した新商品が出ないでしょうかねえ。
この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
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ただ、親が洗髪していて事故、という事例もあるので、かなりの注意が必要かと。
洗髪中かぁ・・・。
この浮き輪にも欠陥があるのかもしれませんが、
お風呂で乳幼児からちょっとでも目を離す親も
悪い気がしますね。