学校に行けない? 外国人の子ども―1%が「不就学」
31日、文部科学省の調査で「日本語指導が必要」とされる外国人の子どもの約1%が就学しておらず、転居などで就学の有無が確認できない子どもが約17%にのぼることがわかった。
文部科学省が南米出身の日系人等のいわゆる「ニューカマー」が集住する自治体を対象に行った「外国人の子どもの不就学実態調査」によるもの。
同日に公表された「日本語指導が必要な外国人児童生徒の受入れ状況等に関する調査(平成18年度)」によると、「日本語指導が必要」とされる外国人の子どもの在籍数は、平成14年より毎年増加しており、平成18年度は前年度から8.3%増加し、22,413人にのぼることがわかっている。
平成2年に出入国管理法が改正されたことで日系人・外国人の滞日は増加しており、いわゆる「ニューカマー」と言われるラテンアメリカ系の移住者の数も増えてきていたが、これらの人々はアジアからの移民と比べ言語的な壁や文化的相違が大きい。
地域ボランティアなどによる取り組みもなされているが、今回の不就学の理由を見ても「学校へ行くためのお金がないから」「日本語がわからないから」など、まだ実質的な対応が遅れており、子どもの教育の面でも対応が後手にまわっている現状があるようだ。
学校現場では「受け入れの手引」のような冊子を作成して積極的に対応を協議している自治体もあるが、地域によって対応の格差がかなり大きい。
日本の学校制度上の問題もあり、今後日本の“学校文化”の問題とも絡めて対応を考えていく必要があるだろう。
- 外国人の子ども、1%が不就学 17%が転居等で不明(朝日新聞)
http://www.asahi.com/edu/news/TKY200707310513.html - 外国人の子1%不就学、「所在不明」17%…文科省調査(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20070801ur01.htm
この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
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日本も多分化社会になってきているなかで、一定の質を保障する教育が幻想になりつつある気がします。
日本人が海外に行けば日本人学校に通うか、
頑張って現地語で授業を受けるかどっちかだと思うんですけど。
在日外国人も母国語で授業してくれるような学校に通うか、
日本語で授業を受けるしかないんじゃないですかね。
だれか頭のいい人教えてください。
人間の言語の習得段階に2つの段階があって、そこがこの問題の鍵になると思います。
ある程度成長してから日本に来た子は、「学力があるのに日本語ができない」→「母国語で授業をしてくれる学校に通うのがいい」→「しかし、実際にはそういう学校が少ない」(!)という問題があります。
母国語のレベルが中途半端な年齢で来日してしまった児童の場合、事態はもっと深刻で、親は日本語能力が不十分なので教えられず、子どもは学校で日本語で会話、ある程度は喋れるようになるけれど、所詮子ども同士の会話が主、ちゃんとした日本語が学べないまま成長、親とのコミュニケーションもままならずずるずると…
ということのようです。
たとえば群馬県大泉町のケース
http://theology.doshisha.ac.jp:8008/kkohara/reportdb.nsf/08b5ae3651e3f31649256cda00432165/d532f9d6ae60b86d49256cda0047d55b?OpenDocument
対策を立てる問題なのではないかと思います。
でも日本に同化できない犯罪者が増えても困るから
なんらかの対処は必要なんだろうけど。
いずれにしても利潤追求のために外国人労働者を
受けいれている企業になんらかの負担を求めべきではと思います。