「いたずら」と「犯罪」―境界線を超える子どもたち
夏休みに入ってから、子どものいたずらが高じて犯罪になったというニュースが連日報じられています。
中3、洗剤混入ボトル置く=量販店、購入の母娘が異常訴え−長崎
また、こんなニュースも。
公園でペットボトル破裂=2児けが、中学生のいたずら−大阪府警
「どこまでがいたずらで許されて、どこから先が本当にやってはいけないこと=犯罪なのか」という境界意識が希薄なのが、これらの事件に共通する特徴とも考えられます。
子どもの自主・独立性を尊重することも必要であり、「子どものいたずらに目くじらを立てるな」という意見もあると思われますが、いたずらがエスカレートして犯罪につながる事例があることも事実。
警察庁の統計ページに掲載された「少年非行等の概要(平成18年度)」を見る限りでは、犯罪を犯した少年の数は減少してきています。一方、深夜徘徊や喫煙行為で補導された「不良行為少年」については年々数が増加しています。少年犯罪自体は減っていると言えるのかもしれませんが、犯罪の温床となる不良行為については増加が止まらないというこの状況。子どもたちの倫理観の崩壊が進行しつつある様子を感じさせるものがあります。
少年犯罪の件数も、いずれ増加に転じてしまうのでしょうか。
- 少年犯罪(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%91%E5%B9%B4%E7%8A%AF%E7%BD%AA - 犯罪白書(法務省)
http://www.moj.go.jp/HOUSO/hakusho2.html - 大阪府の中学生がディズニーランドで集団万引き(きょういくじん会議)
http://www.meijitosho.co.jp/eduzine/news/?id=20070175
この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
うちの近所では、癇癪玉を道路にばら撒き、車に引いてもらって西部警察風の音響を楽しむというのが流行りましたが、今考えると事故に繋がる可能性もあって危ないですね・・・。
うちの近所では橋の上から屋形船にロケット花火を打ち込むのが流行ってましたw
自分が子供のころは、いたずらがエスカレートしすぎると「さすがにそれはヤバイだろう」って制止する子がいた気がしますが、今の子たちはそういう子が少ない気がしますね……。
当時でもそれはさすがに危ないだろと思ったものですが・・・。