暑い日が続き、水分の摂取量に気をつけている方も多いでしょう。「のどが渇いた」と感じたとき、シュワーっと炭酸の効いた清涼飲料水を思い浮かべる人は多いと思います。
そういえば、昨年の5月には、米国でコカ・コーラ、ペプシコ、キャドべリー・シュウェップスといった大手飲料メーカーが、公立の学校で炭酸飲料の販売中止を発表していました(コカ・コーラ社の発表ニュースリリース)。その後、子どもたちの健康への意識は変わっているのでしょうか。
『おいしいハンバーガーのこわい話』(草思社)という、ファストフードの隠れた問題点をティーンエイジにもわかりやすいよう書き直した本によると、米国では、小学校の43%、中学校の74%、高校の98%に自動販売機や売店が設けられ、今でもたくさんの糖分が加えられた飲み物が売られているといいます。清涼飲料の摂取量も、30年前にくらべ、現在の10代の少年は、約3倍(一日に必要なカロリーの約10%分)、少女は約2倍の350mlほどを一日に飲んでいるとのこと。その結果、多くの子どもたちは牛乳など、栄養素の高い飲み物の摂取量が減り、カルシウム不足の原因になっていると思われています。(米国では、脂肪分が多く肥満の原因になるとして、低脂肪ではない普通牛乳の校内販売にも規制がかけられましたが。)
日本の小中学校ではあまり見かけませんが、多くの高校では、学校内の自動販売機や売店で、糖分の多く含まれた清涼飲料が売られています。
まだまだ続く暑い夏を乗り切っていくのに、水分補給はとても大切です。最近は健康志向の動きもあり、カロリーを抑えた清涼飲料も増えているようです。それでも、一般的な炭酸飲料1缶に含まれる糖分は、砂糖をスプーンで約10杯分とも言われます。何を飲むかということにも気を遣い、食育の大切な要素として注目していきたいですね。
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- 名無しさん
- 2007/8/19 21:33:01
炭酸は熱い夏にはやはりおいしいですけどね…。 -
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- 名無しさん
- 2007/8/21 8:49:03
ここ数年、日本でもガス入りのミネラルウォーターが売られるようになったのは嬉しいです。 -
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- 名無しさん
- 2007/8/21 9:18:36
欧米では喫煙者とデブは自己規制できない人とみなされて就職とか不利だと聞きますが、その割にはデブ率高いですよね。いずれ痩せの方が少数派で差別される日が来るのではなかろうか・・・。 -
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- 名無しさん
- 2007/8/25 14:07:38
高校では普通に炭酸飲料売ってますよね。運動部に入っていたときは、部活帰りに炭酸が飲みたくても、骨が溶ける…と懸命に炭酸飲料を回避していました。