3日から首都圏の多くの公立小中学校では始業式。子どもたちは元気に2学期を迎えたようだ。子どもたちが自由研究の作品を見せ合うなど、子どもたちの元気な様子を伝えるニュースがある一方、子どもたちの宿題を代行する「宿題代行業」に関する驚きのニュースもある。
1日の産経新聞の記事によると、アルバイトの学生が、算数の文章問題や自由研究などの子どもの宿題を有料で代行するというサービスが賛否を呼んでいるという。ちなみに、算数の文章問題は1問500円、自由研究は2万円という値段で、夏休みが終わる間際には、子どもの親から注文が殺到したそうだ。
本来、宿題は自分自身でやるもの。夏休みには、2学期に向けて1学期の復習をしたり、独創的な自由研究をしたりすることが目的なはず。しかし、その宿題をお金を払って別の人がやってしまったら、意味がないのではないだろうか。計画的に宿題をやらずに苦労して、親や先生に怒られるのも一つの勉強と思うのだが…。
最近の保護者の問題は、身勝手で理不尽な要求を突きつけるモンスターペアレントや給食費未払いなど非常に多い。
そのような中、「親学」も話題になっている。名古屋市教育委員会が設ける親学ノススメというページによると、親学とは、子どもにとって親はどうあるべきかを考え、子育ての責務やその楽しさなどについて学ぼうというものとのこと。このページでは、親度チェックや子育て相談窓口などの項目があり、親学に関わるさまざまなことを取り扱っている。また、親学に関しては、結局、さまざまな批判を受け、提言にはいたらなかったが、教育再生会議でも親学提言をしようという動きがあったのは記憶に新しい。
もちろん、宿題代行を注文する保護者や学校に無理難題を突きつける保護者はごく一部だろう。しかし、少数派でも、こうした保護者がいることも事実である。宿題は何のため?という原点に立ち返って考えてみることが重要ではないだろうか。
- 外部委託始めます―モンスターペアレントへの対応
http://www.meijitosho.co.jp/eduzine/kaigi/?id=20070159
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そういえば、卒論を数十万で代行したという人に会ったことがある。
とかすればよいのに。
宿題やってなくても点数取れるのであれば、他で勉強してるんだろうから、
宿題を強制させなくてもいいと思うけどね。特に中学生ぐらいからは。
これはやっちゃダメ。まさに悪魔との取り引き。
そこに殺到とはこれいかに?
親が代行依頼するってのはちょっと考えられませんね・・・。
そもそも宿題なんて提出しなくても大したペナルティーはないんですから、出さないで開き直っていればいいのに、お金だして良心を捨てる代わりに体裁を保つなんてなぁ。
テレビでもこのような特集を見たのですが、たしか算数の宿題1問500円とかで、読書感想文なんかも万単位の値段でした。
とても子どもには出せないような値段でしたよ。