きょういくじん会議
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わたしたちが作りました! 高校生がサイト開設
kyoikujin
2007/9/9 掲載

 インターネット上にホームページを持つ学校が多くなってきました。中には、生徒たちが工夫を凝らして作成した、個性豊かなサイトを掲載している学校もあります。最近の新聞記事でも紹介のあった2つのサイトを見てみましょう。

 まずご紹介するのは、1日の毎日新聞に掲載のあった、和歌山県立貴志川高校の生徒たちが作成した「貴志川線クイズ」。生徒たちが通学などで利用している和歌山電鉄貴志川線をメインに、貴志川の名物、学校近くの神社などがクイズの題材になっています。問題は初級・中級・上級の難易度別にそれぞれ10問ずつで計30問。「三毛猫の『たま駅長』がいる貴志川線の駅は?」など、思わず微笑んでしまうような問題もあります(正解は終点の貴志駅)。毎日新聞の記事によると、地域活性化に役立てていくのが狙い、とのこと。

 次にご紹介するのは、4日の朝日新聞に掲載のあった、佐賀県立鳥栖商業高校の生徒たちが作成した「ばあちゃんにまかせんしゃい!」。情報処理部の生徒たちが授業の一環で作成したもので、なかなか本格的なサイトです。「健康を応援する」ための「佐賀のばあちゃんたち直伝レシピ」の紹介がメインですが、オリジナルキャラクターが登場するフラッシュアニメコーナー「メタボリック観察」といった楽しい企画もあります。レシピでは、肉料理、魚料理、野菜料理、デザートなど、いずれもカロリー控えめの料理を紹介。特にサラダやデザートの種類が豊富で、若い人に人気のありそうなメニューがいくつも紹介されています。おまけの「ばあちゃんのおしえ」も参考になります。

 このように、学校のホームページに生徒の作成したサイトを掲載する試みには、パソコンやインターネットの勉強になるというメリットがあります。また、調べ学習の発表の場としても、これまで以上に多くの人に知ってもらえる場といえるでしょう。テーマによっては、自分たちの暮らす地域のことをよく知ったり、地域に役立つ活動となるかもしれません。

 このページをご覧になっているみなさんの学校でも、学校のホームページ上にこんなサイトを作ってみてはいかがでしょうか。もしかすると勉強以上に夢中になって取り組む生徒が続出、なんてことになるかも!?

この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
コメントの一覧
2件あります。
    • 1
    • 名無しさん
    • 2007/9/9 18:28:50
    学校のホームページは個性が表れていて面白いです。しかし、危機管理面であまり情報を開示しすぎないようにしている学校もあるようです。
    • 2
    • 名無しさん
    • 2007/9/11 9:06:32
    ホームページって、学校のヤル気が傍からみて一番分かりやすい形で現れますよね。ホームページの更新率を調査しているサイトもあり、そんな学校のヤル気が見えて面白いです。
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