伊勢崎市教育委員会が、文部科学省の「『読む・調べる』習慣の確立に向けた実践研究事業」の事業モデルに認定されたと発表したことが1日の読売新聞記事などで報じられました。
「読書の街いせさき計画」は子どもだけでなく、市民全体に読書習慣を身につけてもらう活動。街ぐるみの活動が評価されたようです。
「『読む・調べる』習慣の確立に向けた実践研究事業」は文科省が今年度、子どもの読書活動の推進のために概算要求したもの。伊勢崎市教委は認定されたことで、計約3000万円の委託費が受けられます。
市教委はこれまで子どもを対象にした活動では、朝読書や図書館などでの読み聞かせといった啓発活動を進めてきたそうです。今後は助成により、学校での蔵書データベース化や、学校でインターネットを利用して書籍を検索、注文すれば、図書館から学校まで配送されるサービスの充実、各校に「調べ学習コーナー」を設置していくとのことです。
読書離れはいろいろなところで指摘されていますが、全国学校図書館協議会が毎日新聞と毎年行っている全国の小・中・高等学校の児童生徒の読書状況の調査によると、読書離れは進んではおらず、むしろ読書をする子どもが増えている状況がうかがえます。
90年代後半までは読んだ冊数は減り、不読者の数は増える傾向にありますが、それ以降は全体としては子どもが読書をするようになってきているという結果のようです。全国学校図書館協議会は子どもが読めるヒット作の出版や学校での読書指導の成果でこのような結果になったとみています。
この調査結果を見る限り子どもは読書離れしていないようです。今後は読書離れ対策ではなく、読む本の幅を広げる指導、伊勢崎市のような街ぐるみで読書をしやすい環境を整えることが、読書対策として求められるのかもしれません。
- 読書の街いせさき計画:文科省のモデル地区に−−伊勢崎市 /群馬(毎日新聞)
http://mainichi.jp/area/gunma/news/20071004ddlk10010013000c.html - 全国学校図書館協議会
http://www.sla.gr.jp/
大人の考える「良書」を押し付けることはしたくないですしねー。
わたしはケータイ画面をじっと見続けていると
頭が痛くなるので読む気が起きないのですが…。
DSにも小説を読めるソフトもでたようですね。
どんな本を選び、読んでいるかでその人の一部ができている気がしますねぇ。
それはかなり衝撃的です…。
本を読むのはいいことだと、あまり言い過ぎてもよくないということなのでしょうか。
テレビとかゲームのほうが、楽だし、楽しいってことはあるかもしれませんね。
勉強だって、遊びだって自分がやってきたもの、やっているものしか自分の中には残らないと思うけどな。
反発したくなるのですよね、わかります。
読書は絶対おもしろいものだと思うのになあ。
「いい」じゃなくて「おもしろい」と伝えるべきですね。
だいたい親や教師も読書してるところをもっと子どもに見せてあげるべきですね。
「私は読書ってしない、雑誌も読まないもん。」と
当然のように言ってましたが・・・。
しかし、そういう私もお母さんになってからは
すごく読書時間が減ってしまいました。
それに学生時代におもしろく感じた小説が
今読んでも、つまらなく感じたり、
若い頃の感受性はどんどん鈍ってくるのかも
知れません。