きょういくじん会議
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大盛況! 「鉄道博物館」
kyoikujin
2007/11/8 掲載

 東京神田の「交通博物館」が多くのファンに惜しまれながら閉館して1年5か月。10月14日、その後継施設となる「鉄道博物館」が、さいたま市大宮区にオープンした。

鉄道だけでなかった「交通博物館」の魅力

 昨年閉館した「交通博物館」は、同館のシンボルとも言える、入り口に展示された新幹線0系が有名なことなどから、鉄道を中心とした博物館と見られがちだが、実際には、鉄道・船舶・自動車・航空機がフロア別に展示される、交通にかかわる総合的な博物館だった。
 その中には、1911年に徳川好敏陸軍大尉が日本初の飛行に使用したアンリ・ファルマン機など、貴重な実物資料が多数含まれていた。

充実の実演・体験コーナーを備えた「鉄道博物館」の魅力

 一方、このほどオープンした「鉄道博物館」は、その名のとおり鉄道を前面に押し出した博物館だ。
 昨今のブームで、どちらかというと大人の間でのマニア的な盛り上がりが目立つ鉄道だが、「鉄道博物館」の魅力の1つに、子ども向けの、充実した実演・体験コーナーがある。
 機関車や新幹線の「運転シミュレーター」はこの手の博物館では人気の定番コーナーだが、「ラーニングゾーン」と呼ばれるフロアに設けられた「原理・仕組み展示」のように、体験“学習”と呼ぶにふさわしいコーナーも充実している。
 このコーナーでは、ものを楽に運ぶ方法や、カーブをうまく曲がる方法、動力の仕組みなどの鉄道の原理や、輸送のシステムなどを、実物の部品を用いた展示装置を使って体験学習できる。

機関車の実物展示が売りの「青梅鉄道公園」

 旧「交通博物館」に比べると知名度は下がるものの、都内にはもう1か所、同じJR東日本関連の財団が運営する「青梅鉄道公園」という鉄道関連の展示施設が残されている。
 “公園”の名のとおり、この施設は、屋外展示をメインにしており、特に、日本の鉄道開業時に使われた蒸気機関車をはじめとした、歴史的にも大変貴重な10両の機関車の実物展示は圧巻だ。
 武蔵野の豊富な自然に囲まれた小高い山の上という立地条件もよく、気候のよい今の時期、特におすすめだ。

この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
コメントの一覧
1件あります。
    • 1
    • 名無しさん
    • 2007/11/13 12:50:32
    オタクが多そうですね…。
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