秋の夜長に読書を―子ども向け図書館
日に日に夕暮れが早まる今日この頃。夏の間は18時頃まで外で遊べた子どもたちも、最近は16時半か17時には帰宅しなければいけないのではないでしょうか。秋の夜長の影響を一番受けているのは、子どもたちかもしれませんね。そんな子どもたちにおすすめな取り組みは「秋の読書」。以前より早く帰宅した分、読書を楽しむ時間ができたと考えてみるのはいかがでしょうか。
皆さんの住む地域の公立図書館には、児童向けの図書室を備えているところも多いことでしょう。実は、この他にも、子ども向けの図書館や児童書専門の図書館があることはご存知でしたか? 本を読んだり借りたりするだけでなく、読み聞かせや工作教室、展示会など、様々な使い方ができる図書館もあります。今日は、そのうちのいくつかをご紹介します。
- 国際子ども図書館(東京都台東区)
- 国立国会図書館の支部として2000年に設立された、日本初の児童書専門の国立図書館。国内外の児童書や、児童書に関する文献などを所蔵しています。約100年前に建てられた旧帝国図書館を改修した建物は、外装も内装も立派なもの。閲覧室の利用の他、展示会などのイベントも行っています。
- 東京子ども図書館(東京都中野区)
- 1950〜60年代に始められた家庭文庫が母体となって設立された、児童書専門の私立図書館。研究資料室もあります。閲覧室の利用の他、バザーや講習会も開かれます。家庭的な雰囲気の閲覧室で、厳選された児童書を楽しむことができます。
- イトーヨーカドー子ども図書館
(秋田市、郡山市、さいたま市、沼津市、浜松市、安城市、豊橋市、堺市、加古川市、福山市) - 全国の10店舗の店内にある児童書専門の図書館。閲覧室の利用や本の貸し出しの他、おはなし会、工作会なども行っています。館内では、絵本にまつわる人形やぬいぐるみを自由に使うこともできます。
週末に親子でゆっくり本を読みに行ったり、下校後に借りてきた本を読んだり、寝る前に読んであげたり、イベントに参加したりと、様々な使い方ができる子ども向け図書館。探してみれば、あなたの住む町にもあるかもしれませんよ。子どもたちの秋の夜長に読書、ぜひ試してみてくださいね。
この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
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子どもに読み聞かせをするサービスなどもあり、和やかな雰囲気です。
区立図書館のこどもの本コーナーは家庭的な雰囲気で、それはそれでいいのですが、上野の図書館はお城の一室みたいで、こどもでも非日常気分が味わえると思います。