10月31日、文部科学省のシンボルマークが制定されたという発表がありました。教育行政にどれくらい影響するのかはわかりませんが、来年1月の新庁舎移転に合わせて準備を進め様々な場面で活用していくとのことです。
非常に爽やかな印象のこのシンボルマーク。羅針盤をモチーフに、瑠璃色(強い意志、品格と知性を意味する)と空色(誠意と未来への広がりを意味する)を使ったシンプルなものです。省名のロゴも堅苦しくないものになっていますが、皆さんいかがお感じになるでしょうか。
総合評価落札方式によって落札したグラフィックデザイナー勝井三雄氏が原案を作成し、省内での意見聴取等を経て最終決定に至ったといいます。このシンボルマークは今後、パンフレットや各種資料、名刺や封筒・レターヘッドなどに主に使われるそうです。
今回のシンボルマーク制定事業にどれくらいの予算がかかるのかはちょっとわかりませんが、同省は新庁舎移転までの期間を、「国民の皆様とのコミュニケーションを深めていくための集中強化期間」と位置づけ、今回の事業をその一環としているだけに、無駄なく効果的に使っていっていただきたいところ。
ちなみに、文部科学省以外で同様のシンボルマーク・ロゴマークを持っているのは10省のうち環境省、防衛省、法務省、総務省、財務省、経済産業省、国土交通省の7省。それぞれを見比べてみるのも面白いかもしれませんが、同じ行政機構であってもこういうことが横並びでないということもナルホド象徴的だなぁという感じがしますね。
同省では中教審が7日に教育課程部会におけるこれまでの審議のまとめ(PDF)を出したばかり。同省がこれから本腰を入れて教育改革・教育行政改革に取り組んでいくのか、シンボルマークが象徴する精神との整合性をしっかりと見守って行きたいところですね。
- 「文部科学省シンボルマーク」を新たに制定(文科省報道発表)
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/19/10/07103005.htm - 審議のまとめ正式決定―小中理科は大幅授業増(中教審)(きょういくじん会議)
http://www.meijitosho.co.jp/eduzine/news/?id=20070373 - 高学年で週1コマの英語活動―審議のまとめ(中教審)(きょういくじん会議)
http://www.meijitosho.co.jp/eduzine/news/?id=20070366 - 小中で理数・英語が大幅増―審議のまとめ(中教審)(きょういくじん会議)
http://www.meijitosho.co.jp/eduzine/news/?id=20070367
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マスコミの取材陣、編集者等は、人の揚げ足は取るけど、自らの反省はしませんから。世論を誘導しているみたいで、いやな感じがします。
文科「相」ですよ。