きょういくじん会議
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若者の献血離れ―山口県
kyoikujin
2007/12/3 掲載

 11月26日の山口新聞の記事より。
 山口県では、10−20代の若年層献血者が2006年では1万5742人となり、10年前の4割程度に減少していることがあきらかになった、とのこと(山口県赤十字血液センター調べ)。

 記事によると、献血者の減少は、若年層だけに限らないらしい。山口県の全献血者数は1985年の13万8506人をピークに減少を続け、昨年は6万2628人と半数以下。なかでも若年層の落ち込みが特に激しいということだ。

 さて気になるのは、この傾向は全国的なものなのか、ということ。厚生労働省のサイトに、97〜04年の「献血者数及び献血者数の推移」という資料がる。山口県の資料とは年度が異なり、年齢別の数値も記載されていないが、一定のめやすにはなるだろう。
 この資料を見ると、全国の献血者数も1999年をピークに減少傾向にあることがわかる。ただし山口県ほどの急激な減少ではなさそうだ。また、献血量も減少傾向にあるが、これもピーク時の95%程度であり、言葉は悪いが、「思ったほど減っていない」というのが正直な感想だ。

 しかし、献血ルームの前を通るとき、「本日、A型の血液が不足しています」などと表示されているのをよく見かける。血液は年間を通して「不足気味」なのであろう。献血自体はもちろん強制されるものではなく、そのシステムも人々の善意に頼るものであるため、急激な献血者数の増加というのは考えにくい。
 山口県では、中学・高校生を対象にしたポスターや作文を募集したり、献血について解説した冊子を高校1年生(献血が可能になるのは16歳以上のため)に配布したりと、献血に対する理解を深めてもらうための活動を行っている。
 このような地道な活動を通して「心に訴える」しかないのが、悩ましいところである。

この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
コメントの一覧
9件あります。
    • 1
    • 名無しさん
    • 2007/12/4 12:43:52
    血液検査もちょっとドキドキするのですが、献血移動車の中もかなりミステリアスです…。
    • 2
    • 名無しさん
    • 2007/12/5 17:42:33
    自動車教習所ではじめての献血をしました。ドキドキしました。
    • 3
    • 名無しさん
    • 2007/12/5 18:50:50
    昔はテレホンカードをくれたりしましたが、今はどうなんでしょう?
    最近行ってないのでたまには行ってみようかな。
    • 4
    • 名無しさん
    • 2007/12/5 20:48:05
    私はジュースを貰った気が…。献血する場所によって景品も違うんでしょうか。
    • 5
    • 名無しさん
    • 2007/12/5 22:27:29
    私のところは、ジュース飲み放題、お菓子食べ放題で、さらに景品でした。
    • 6
    • 名無しさん
    • 2007/12/6 9:28:00
    ピアスの穴を自分であけた場合は1年間献血できない、など結構厳しい制限があるんですね。あと、イギリス滞在歴とか。これ、ひっかかる人多いだろうなあ。
    • 7
    • 名無しさん
    • 2007/12/6 9:31:19
    >6
    イギリス滞在してるとだめなんですか!?
    ヤコブ病!?
    • 8
    • 名無しさん
    • 2007/12/6 12:54:47
    >7

    赤十字のサイトより

     また、近年、英国を中心に発生している変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)については、輸血による伝播に関して未知の部分が多い一方、牛海綿状脳症(BSE)との関連も強く指摘されていることから、
    (1) 英国に昭和55年(1980年)から平成8年(1996年)までに1日(1泊)以上の滞在歴のある方は、安全が確認されるまでの間献血をご遠慮いただいております。
    (2) 英国に平成9年(1997年)から平成16年(2004年)までに通算6か月以上の滞在(居住)歴のある方は、安全が確認されるまでの間献血をご遠慮いただいております

    ……だそうです。
    • 9
    • 白夜行
    • 2007/12/7 7:39:48
    昔は献血をよくしました。
    献血手帳がいっぱいになったら、(20回だったかな?)
    血液型別の「滴」型のタイピンをもらいました。
    (あまり良いデザインではないです)
    エイズを知り、医療器具を扱う人間のミスを怖くなってからは献血を止めました。
    善意って、やはり信用から生じると思います。
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