11月26日の山口新聞の記事より。
山口県では、10−20代の若年層献血者が2006年では1万5742人となり、10年前の4割程度に減少していることがあきらかになった、とのこと(山口県赤十字血液センター調べ)。
記事によると、献血者の減少は、若年層だけに限らないらしい。山口県の全献血者数は1985年の13万8506人をピークに減少を続け、昨年は6万2628人と半数以下。なかでも若年層の落ち込みが特に激しいということだ。
さて気になるのは、この傾向は全国的なものなのか、ということ。厚生労働省のサイトに、97〜04年の「献血者数及び献血者数の推移」という資料がる。山口県の資料とは年度が異なり、年齢別の数値も記載されていないが、一定のめやすにはなるだろう。
この資料を見ると、全国の献血者数も1999年をピークに減少傾向にあることがわかる。ただし山口県ほどの急激な減少ではなさそうだ。また、献血量も減少傾向にあるが、これもピーク時の95%程度であり、言葉は悪いが、「思ったほど減っていない」というのが正直な感想だ。
しかし、献血ルームの前を通るとき、「本日、A型の血液が不足しています」などと表示されているのをよく見かける。血液は年間を通して「不足気味」なのであろう。献血自体はもちろん強制されるものではなく、そのシステムも人々の善意に頼るものであるため、急激な献血者数の増加というのは考えにくい。
山口県では、中学・高校生を対象にしたポスターや作文を募集したり、献血について解説した冊子を高校1年生(献血が可能になるのは16歳以上のため)に配布したりと、献血に対する理解を深めてもらうための活動を行っている。
このような地道な活動を通して「心に訴える」しかないのが、悩ましいところである。
- 献血(日本赤十字社)
http://www.jrc.or.jp/sanka/blood/index.html
最近行ってないのでたまには行ってみようかな。
イギリス滞在してるとだめなんですか!?
ヤコブ病!?
赤十字のサイトより
また、近年、英国を中心に発生している変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)については、輸血による伝播に関して未知の部分が多い一方、牛海綿状脳症(BSE)との関連も強く指摘されていることから、
(1) 英国に昭和55年(1980年)から平成8年(1996年)までに1日(1泊)以上の滞在歴のある方は、安全が確認されるまでの間献血をご遠慮いただいております。
(2) 英国に平成9年(1997年)から平成16年(2004年)までに通算6か月以上の滞在(居住)歴のある方は、安全が確認されるまでの間献血をご遠慮いただいております
……だそうです。
献血手帳がいっぱいになったら、(20回だったかな?)
血液型別の「滴」型のタイピンをもらいました。
(あまり良いデザインではないです)
エイズを知り、医療器具を扱う人間のミスを怖くなってからは献血を止めました。
善意って、やはり信用から生じると思います。