12月2日、パシフィコ横浜(横浜市西区)で「法教育シンポジウム―未来を拓く法教育 in よこはま―」(PDF)が法務省・文部科学省などの主催で開催され、有識者による講演、教育現場からの報告、パネルディスカッションが行われた。
法曹・教育関係者ら200人が参加したこのシンポジウムでは、まず筑波大学の江口勇治教授が「法教育の未来」と題して講演。司法制度改革や学習指導要領改訂の動きなど「法や司法の基本を学習する舞台」が整いつつあることに触れながら、生活に生かす法の感覚の醸成など「法的資質」を身に付けることの必要性について訴えた。
教育現場からの報告では横浜市立老松中学校の鈴木浩教諭と岐阜大学教育学部の大杉昭英教授が登壇。
鈴木教諭からは大人を巻き込んだ形での「もうすぐはじまる裁判員制度」、弁護士を招いた「弁護士に質問!」などの実践が報告された。ルールとマナーについてどちらか分類しながら考える「街でよく見るマナー違反、ルール違反」の実践では、「車内での携帯電話」「犬のフン始末」など身近なことから考えることで、『自分のことだけでなく、他人のことも考えられないとダメ』などといった感想を引き出している。鈴木教諭は法教育の教材化のポイントについて『法教育の題材は日常にたくさんあり、大人社会と関連させたり、生徒会全体の問題にしたりすることが大事』と語った。
大杉教授は大学生を対象とした模擬裁判の反応の違いに言及し、発達段階に応じた法教育の必要性を強調。成長に対応した法教育のモデル図が提案された。
パネルディスカッションでは「教育のプロ」である現場教師と、「法のプロ」である法曹関係者がいかに連携していくべきかについて議論が交わされ、日本弁護士連合会や日本司法書士会連合会の出前授業・法テラスの取り組みなど、支援体制が幅広くしかれていることが紹介された。又、実践報告の中でも強調されていた「ルールが自分たちにとって大事なんだ」と実感できる“体験的理解”の必要性が改めて指摘された。
法は、用語の難しさなどから近寄りがたい印象を持たれがちであるが、その基本は「相互尊重」。提案された実践のように「身近な問題」として考え、その解決方法を探ることで自分に関わりのあるものとしてとらえることが出来るようになる。
“法は縛りつけるもの”という一面的な見方から脱却し、身近にひそむ「法の落とし穴」にはまらないよう、“自分たちを守るもの”としての法の基礎基本は是非身につけておきたいものだ。
- 全国法教育ネットワーク
http://www.jnlre.com/ - 裁判員制度(最高裁判所)
http://www.saibanin.courts.go.jp/ - 選挙ポスターに落書き―神奈川県の私大生を逮捕(きょういくじん会議)
http://www.meijitosho.co.jp/eduzine/kaigi/?id=20070155 - 法教育は必要ないの? 裁判員制度いよいよ間近(きょういくじん会議)
http://www.meijitosho.co.jp/eduzine/news/?id=20070051 - 『HERO』にも出演! 裁判所の女性像の正体(きょういくじん会議)
http://www.meijitosho.co.jp/eduzine/kaigi/?id=20070359
過去に空き巣2回、置き引き2回、被害に遭いましたが、
警察が解決してくれた経験は一度も無いです。
法律の恩恵を受けないと、虚しく感じますね。
中世ヨーロッパの刑罰(宗教改革のルターが受けた)に、「法律の保護から外す」がありましたが、
そういうのを設ければ法律を意識するかも。
実は先日、財布とカードと免許証と保険証と通帳と印鑑と家の鍵等まるまるカバンごと置き引きに遭いました。
個人情報保護法で自分の住民票もなかなかもらえず、
家にも入れず、金もおろせず難儀しました。
窓を蹴破り、部屋から自分宛の郵便物を引っ張り出し、
質屋で金借りて、区役所で郵便と被害届を提示して住民票をもらい、
その住民票で免許証を再交付し、
その免許証で通帳を再発行。
かなり凹みました。
ペースメーカーは30cm以内などの至近距離じゃないと誤作動の心配はないみたいですから、ラッシュアワーじゃなければほとんど問題ないはず。
まだ携帯保有率が低い時代に、声の大きい人の意見が通って、そのまま残っているだけの気が。
携帯電話は機種によって、クリップがくっつく位、強い磁気を放つものがあります。
ペースメーカーの性能は分からないです。
電車の中で携帯で喋るのは不愉快に感じる人が多いから、
日本人お得意の理由づけとも思います。
ちなみに3カ月程前、携帯の電源が原因で飛行機の管制塔の機器が不具合を生じ、
飛行機の着陸に支障をきたした報道はありました。
違反といわれることに抵抗があるのかもしれませんが、要はまわりに対する気づかいがあるかどうかでは。
ペースメーカーと携帯電話の問題は何も電車内に限ったことではないと思いますが、電車内ぐらいまわりに気をつかってもいいと思います。
自分がペースメーカーをつけていたとして、30cm以内などの至近距離じゃないと誤作動の心配はないみたい、と言われたって近くで電話されたら不安を覚えると思います。
自分や家族がそうなってみたことを少し想像すれば・・・・・・。
ペースメーカー以前に、電車内のような狭い閉じ込められた空間で、まわりを気にせず携帯でしゃべるのが、当然とは思いません。
仕事の電話は一度降りてすればいいし、約束関係はメールで事足ります。
携帯利用が増えたからいいって問題ではないんじゃないかと。
使い方の問題では。
「雑踏の中で躾が出来てない奴は気遣いが出来ないから仕事が出来ない」
明治生まれの祖母の口癖と小職より14歳下の婚約者の口癖が同じだったので、ハッキリ覚えてます。
たしかに電車の中で携帯で話する人や歩きながら路上でタバコ吸う人の顔を見ると、「仕事出来なさそう」に見えます。
そうした感覚があれば、法律がどうとかマナーがどうとか言わずに済むのでしょうが。
いや自分は小心だから使わないんですが、いわゆるマナーというモノがあれよあれよと出来ていく様をリアルタイムで見ていて、一歩間違うと怖いなと感じたもので。
確かにマナーや感覚はブレますね。
シルバーシートについては、日本では「妊婦は体の不自由な人」とみなされて、
妊婦に席を譲るのがマナーですが、
欧米では妊婦を普通の人とみなし、妊婦にわざわざ席を譲ることは無いらしいです。
環境や持ち物が変わればマナーも変わる、
環境や物が変わるスピードが早いならば、マナーの変化も早いのは仕方無いのでは…。
ちなみに江戸時代、江戸の街の雑踏では歩行者は左側通行。
普段、侍が刀を左にさしていたから、歩いて刀に当たらないように左側通行が「マナー」だったそうです。
http://news.livedoor.com/article/detail/3505761/
こんな記事がありました。
中韓では「かかってきた電話に出ない」ということの方がマナー違反と考えるようですね。