先週発表された「今年の流行語」に続き、12日には「今年の漢字」が発表されました。
今年の漢字として選ばれたのは、「偽」。理由として挙げられたのは食品をめぐる偽装や政治資金や年金記録不備の問題だとか。やっぱり…、とため息された方も多かったのではないでしょうか。
「今年の漢字」は、その年をイメージする漢字一字を全国より公募し、最も応募数の多かった漢字をその年の世相を表す漢字として発表する行事。日本漢字能力検定協会主催で、毎年12月12日の「漢字の日」に京都の清水寺にて執り行われています。ちなみに2006年は「命」、2005年は「愛」でした。
さて、教育界の今年を表す漢字一字を選ぶとしたら何でしょうか? 今年のきょういくじん会議でも取り上げた議題などからいくつか候補を挙げてみますと…。
「調」
全国学力調査。42年ぶりの実施とあって、その結果が注目されました。また、今月に入ってPISA2006の結果も公表され、こちらも大きな話題に。
「低」
学力低下。PISA2006の結果でも全ての分野で前回を下回る結果に…。さらに、きょういくじん会議では、国際6都市比較で東京の子どもの「勉強の役立ち感」が最低という調査結果にも注目しました。
「改」
6月には教育改革関連3法案が成立しました。また、教育再生会議や次期指導要領改訂に向けて教育改革に関連した話題が多かった1年でした。
「親」
モンスターペアレントという言葉に代表されるように、親が悪いイメージで話題にされる場面が多々ありました。給食費や保育料の滞納問題。賛否両論あった熊本市の慈恵病院の赤ちゃんポスト。そして、見送りにはなったものの教育再生会議が「親学」を提唱したりと、家庭や親のあり方を考えさせられた方も多かったのではないでしょうか。
他には、「脱」(脱ゆとり教育)、「再」(教育再生会議)などもあげられるかもしれません。
あなたなら、教育界の「今年の漢字」に何を選びますか?
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- 名無しさん
- 2007/12/17 14:21:45
教育行政を眺めていると、「迷」というイメージが強い年でした。