新年には欠かせない(?)「年賀状」―郵政民営化された今年は広告をよく見かけたように思います。若者を中心に年賀状離れが進んでいると聞きますが、今どきの子どもたちは年賀状をどうしているのでしょうか。インターネットで、子どもたちの年賀状事情を探ってみました。
小学生も約半数がパソコン利用? きっずニュース投票より
小学生対象のサイト「Yahoo!きっずニュース」で、11月と12月に年賀状をテーマにしたアンケートを行っていました。
それによると、92%の子どもたちが年賀はがきを出すと答えています。出す人数は、10人以上20人未満という回答が一番多く42%。30人以上出すという回答も19%ありました。
そして年賀状をどうやって作るのかというと、パソコンで作ってはがきに印刷するという回答が54%と約半数。絵も字も自分で書くという手書き派は31%でした。4%とごく少数ですが、はがきは出さずにメールを送るという回答もありました。
中高生も「はがき派」は健在? 携帯サイト「GAMOW」の調査などより
では、中高生になるとどうなるのでしょうか。
携帯サイト「GAMOW」が1月に行った中高生の今年のお年玉/年賀状/Xマスカードに関する調査によると、「はがき派」は54%、「携帯メール派」は43%。やはり小学生と比べ携帯メール利用が多くなるものの、「はがき派」が若干多い結果となっていました。
はがき、もしくはメールで新年の挨拶をした人は80%。男女別に見ると、男子が66%、女子が85%と、男子の方が新年の挨拶を省略する傾向があるようです。
朝日中学生ウィークリーのメールアンケートからも、「はがき派」が健在の様子が伺えます。この調査では、はがきの年賀状を出すと答えた人の割合は94%。このうち、はがきとメールを両方利用する人が28%でした。両方利用する人は、はがきとメールの両方を送ったり、親しい友達にははがきでそれ以外はメールでなどと使い分けたりしているようです。
中高生がメールやインターネットで長時間携帯電話を使っている現状は、16日に発表された内閣府の「情報化社会と青少年に関する意識調査」においても明らかになっており、携帯メールで新年の挨拶をする人が増えるのは自然の流れといえるでしょう。そんな中、意外にも「はがき派」が健在のようです。今回ご紹介したのはいずれもインターネットを使った調査ということを考えると、実際にはもっと「はがき派」がいるのかもしれません。
ちなみに、先ほどご紹介した朝日中学生ウィークリーのメールアンケートには、はがきにする理由として「はがきの方が気持ちがこもっていると思う」「普段メールでしかやりとりをしないので、新年のあいさつぐらいははがきで」などの意見が寄せられていました。
メールを送るためには情報機器の製造・電力消費・インフラ整備が必要であり、むしろ石油を多く使っている可能性もあります。そう単純に断定できないのではないでしょうか。
年賀状をメールで送るためにわざわざインフラを整備したらその通りと思いますが、年賀状に関係なくIT化は進んでますからね。あるものは有効活用した方がいいと思いますよ。