昨年12月13日〜15日の3日間、東京ビッグサイトで国内最大級の環境展示会「エコプロダクツ2007」が開催された。主催者側の発表では、3日間の来場者数は16万5000人弱と、過去最高の来場者数だった「エコプロダクツ2006」をさらに1万人以上うわまわった。
出展者数も過去最高
2007年は、環境啓蒙活動が評価されたIPCC(気候変動に関する政府間パネル)とゴア元米副大統領がノーベル平和賞を受賞したことに象徴されるように、地球温暖化問題を中心に、環境問題への関心が世界規模で急速に高まった。
利益を追求する企業にとっても、自社の環境に対する配慮や取り組みをいかに消費者にアピールするかは、もはや避けて通れない問題となっており、「エコプロダクツ」展はその格好の舞台というわけだ。
今年の出展企業・団体は約600。早くから環境問題への取り組みを進めてきた自動車会社などの大企業はもちろん、環境に配慮したまちづくりを積極的に進めている地方の小さな自治体などの出展も見られた。
学校関係者も要注目のイベント
「エコプロダクツ」展では、多くの企業・団体が、幼児から高校生までの子ども向けの展示を行っており、環境学習、社会科見学の絶好の機会として、学校関係者にも大変好評を博している。「エコプロダクツ2006」では、来場者約15万人のうち約1万3000人がこういった学習を目的とした子どもたちだった。
団体向けの無料送迎バスの支援や、目的に合わせた展示への事前申し込みがオンラインでできるなど、主催者や展示者の対応も手厚い。
また、企業や団体の出展が多い中、神奈川県立湘南台高校や東京都立つばさ総合高校など、出展者として参加した学校もある。ゴミを減らすための活動や環境学習の成果の紹介など、高校生の立場からの提案を行った。
ちなみに、「エコプロダクツ2008」は、今年12月11日(木)〜13日(土)の3日間の開催予定。社会科見学や総合学習のプランでお悩みの先生は、今年度の選択肢の1つとしてご検討されてはいかがだろうか。
- 「エコプロダクツ2007」オフィシャルサイト
http://www.eco-pro.com/
例えば趣味の車や化粧品、服、嗜好品など、自分の欲求が働く部分ではCO2削減などまったく毛頭にないのに、レジ袋削減とか微々たるようなエコで自己満足しているのは、やっぱり何も気にしないよりはマシなんですかねぇ。