成人の日を迎えたこの3連休は各地で成人式が行われました。1987年生まれの新成人は過去最低の約135万人といいます。
成人式といえば、新成人のマナーの悪さが問題となって久しいですが、各地でどのような成人式が行われているのでしょうか。
開催日は参加者に合わせて?
まず、開催日ですが、「成人の日」当日にこだわらず、参加者の集まりを考慮して日にちをずらす自治体も多いようです。
例えば13日の読売新聞の記事によると、群馬県では「成人の日」に成人式を行う市町村は3年連続ゼロとのこと。故郷を離れた新成人が帰省する際の便宜を考えて、3連休の中日が多く選ばれています。また、草津、嬬恋、六合、高山の4町村は「多くの成人が帰省しやすい」と昨年8月15日に行っており、みなかみ町では豪雪を懸念して4月に行う予定といいます。
開催場所にはテーマパークも!
ちょっと変わった開催場所として有名なのは、千葉県浦安市でしょうか。同市が成人式を東京ディズニーリゾートで開くのは、今年で7回目。他には、鴨川水族館(千葉県鴨川市)、スペースワールド(福岡県北九州市)という例も。テーマパークでの開催には賛否両論あるものの参加率は高く、新成人には好評のようです。
ならばうちもというのが三重県鈴鹿市。14日の中日新聞の記事によると、新成人でつくる実行委員会の希望が実現して、13日に同市の成人式が初めて鈴鹿サーキットで行われました。
新成人が式の企画・運営に参加
鈴鹿市のように、新成人が式の企画や運営に関わる自治体は増えています。
そのうちの一つが岡山市。14日の山陽新聞の記事によると、同市の「市新成人の集い」では「わたしの街の市長さん」と銘打った模擬選挙が行われたとのこと。この模擬選挙では、新成人でつくる実行委員会のメンバー3人がそれぞれ教育、環境、福祉を“街頭演説”でアピールし、実際の選挙で使用する記載台などを使って新成人が投票を行いました。
また、新成人が式典パンフレットをデザインしたり、自作曲の弾き語りを行ったりと手づくり感あふれる式を行ったのが兵庫県小野市。12日の神戸新聞の記事によると、同市は新成人による実行委員会方式を採用して8年目。03年度から4年連続、有識者らでつくる「新成人式研究会」の成人式大賞(文部科学省後援)で入賞し、昨年は2位に選ばれているそうです。
節約志向も?
財政難を理由に式を簡素化するところもあります。
14日の読売新聞の記事によると、青森県黒石市は、式典後のミニライブも昨年から中止しており、さらに今年はこれまで無料で贈呈していた記念写真の有料化に踏み切ったとのこと。この措置によって削減できる経費は約30万円といいます。ちなみに成人式が執り行われた市民文化会館財は、財政難のため改修費を工面できず、3月末に休館予定だとか。
そして、財政再建団体となって初めて「成人祭」が行われた夕張市。14日の読売新聞の記事によると、今年も市の補助金はなく、運営費の約20万円は全国から寄せられた募金約300万円から充てられたそうです。
以上、各新聞の地方欄より、各地の成人式の一部をご紹介しました。それぞれの事情から様々な形態で執り行われている成人式ですが、もし、あなたがもう一度参加するとしたら、どんな式を望みますか?
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- 名無しさん
- 2008/1/22 16:45:16
ディズニーランドは楽しそうですよね。振袖でアトラクションに乗るのは窮屈そうですが…。