私立中学の入学試験が始まり、本格的な受験シーズンを迎えているが、今年は例年より多くコンビニやスーパーで、「ウカール(カール)」「必ず!スーパー勝ップ(スーパーカップ)」「キット勝ット」など、ゲンを担いだネーミングの商品を目にする。
しかしやはり、ゲン担ぎの食べ物の代表といえばカツである。カツカレーもそのひとつ。しかし、カレーは単なるゲン担ぎではない、という研究結果が出てきているようだ。
日本薬科大学教授でクリニックを開業している丁宗鐵医師が、「カレーを食べると頭が良くなる」という研究結果を出した、と4日のJ-CASTニュースは報じている。カレーに含まれるカルダモンなどのスパイスが、脳内の血流量を増加させ、集中力や計算力があがるというのだ。
このスパイスは市販のルウにも十分含まれているようで、家庭で作るカレーでも効果が期待できるらしい。
さらに丁医師は、「夕方よりも朝食べる」ことを薦めている。朝早くから行われる試験に備えて、カレーが頭や身体の「スイッチの切り替え」の役目を果たす、という理由のようだ。
また、カレーのスパイスは身体の抵抗力を高めるため、風邪をひきにくくなるという効果もあるとのこと。
とはいえ、カレーはやはり朝食ではなく夕飯のメニューだ、という家庭が多いだろう。また、普段朝ご飯を食べない児童・学生が増えている中、受験日の朝にカレーライスを食べて、乗り慣れない通勤電車に乗ったら気持ちが悪くなった…などという事態にもなりかねない。
そこでお薦めしたいのが「カレースープ」だ。さらさらとしたスープであれば、朝でも飲みやすいし身体も温まる。私が受験生だったころ、試験本番の朝、緊張でろくに朝食もとれないときには、母親が消化のよいスープだけでも…といって温かいスープを作ってくれた。
中学・高校受験シーズンの今、「カツ」カレーとはいかないまでも、ぜひ愛情のスパイスを加えた「カレースープ」を試されてみてはいかがだろうか。
- 受験シーズン到来―合格祈願のかたちもさまざま(2008/1/21)
http://www.meijitosho.co.jp/eduzine/kaigi/?id=20080029 - 受験シーズン到来―縁起菓子が続々発売開始(2007/12/20)
http://www.meijitosho.co.jp/eduzine/news/?id=20070472
でも,「カレー鍋」も珍しいですね…