インターネットが生活に普及し、私たちのメディア生活は以前に比べ、だいぶ様変わりしてきました。従来からのメディアである「テレビ」も、今や携帯で観られる時代。複雑化するメディア社会に対し、子どもたちに対するメディア教育は果たしてどうなっているのでしょうか?
言うまでもなく、日本の教育では「メディア教育」は教科として教えられていません。「国語」や「社会」で触れられることはあっても、まだまだ普及しているとはいえません。残念ですが、しばらくはこの傾向は続いてしまいそうです。
とはいえ、メディアは日々の生活の中で身近にあるものです。であるからこそ、学校だけでなく家庭などでも、気軽にメディアについて調べ、考えることで、メディアリテラシーを高めていくことができます。特に、子どもはテレビが大好きですから、興味深く学ぶことができるはずです。
毎日のプライムタイム(テレビ局の定める午後6時から午後11時までの間の連続した3時間半)の番組表を見てみると、「7時54分まで」とか中途半端な時間で終わっています。このワケについて考えると、面白いことがわかります。
諸説ありますが、ひとつのヒントが「日本民間放送連盟 放送基準」にあります。これによると、プライムタイムにおけるCM(=コマーシャルメッセージ)の時間が、以下のように決められています。
番組の時間 | CMの時間 |
---|---|
5分以内の番組 | 1分00秒 |
10分以内の番組 | 2分00秒 |
20分以内の番組 | 3分00秒 |
30分以内の番組 | 4分00秒 |
40分以内の番組 | 5分00秒 |
50分以内の番組 | 6分00秒 |
60分以内の番組 | 7分00秒 |
※60分以上の番組は上記の時間量を準用する。
例えば午後7時から午後8時の60分の枠で考えると、この中を60分の番組1本にすると、最大で7分間のCM時間を確保できます。一方、この中を「54分の番組」と「6分の番組」に分けると、それぞれ7分と2分のCM時間を確保できますから、60分の枠の中で最大9分間のCM時間を確保できるわけです。(ただし、緊急番組やスポーツ中継は例外とされています)。
何気ないことではありますが、民放テレビ局がCMの収入で成り立っていること、少しでもCMの時間を確保したい事情を、子どもたちに教えることができます(もちろん、これは決してミニ番組を軽視するものではありません)。このほかにも、番組中にいつも飲んでいるジュースにぼかしが入っているのは、スポンサーのライバル会社のものだったから、と説明すれば、同様にテレビのもつ経済性の一面をわからせられるかもしれません。
一方のNHKについていえば、例えば相撲中継の懸賞ののぼりがぐるぐる回っているときカメラを引いているのは、NHKが広告をだせない決まりがあるからというのも、興味深いですね。
「テレビ」「インターネット」をはじめ、あらゆるメディアとの距離は年々近くなっています。そして私たちが子どもだったときに比べ、今の子どもたちははるかにメディアの「ヘビーユーザ」です。ぜひ、学校や家庭で、メディアについて考え、上手に付き合う方法を身につけてみてはいかがでしょうか。
※本来、6分の番組では2分のCM時間であるところを、誤って1分のCM時間として記載しておりました。お詫びして訂正いたします。(2008/2/7)
![](/common/img/banner/merumaga_w655h70.png)
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- 名無しさん
- 2008/2/7 12:56:25
6分番組だと、CMは2分じゃないんですか…? -
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- 金太郎
- 2008/2/8 11:29:43
「テレビはなぜ54分で終わる?」という題名に興味をもって読みはじめたのだが、これでは全然「メディア教育」になっていないじゃん…。それともメディア教育って、このようなtv業界の裏話をする教育なのだろうか? -
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- 金太郎
- 2008/2/8 11:33:44
大概にしてこの「きょういくじん会議」、ニュース速報の焼き直しみたいなものばっかりで、もうすこし、執筆者は、じぶんのあたまで考えたうえで書くことを望みます。(都合が悪かったら削除してください)