もうすぐ卒業&入学のシーズン。小学6年生のお子さんのいるご家庭では、そろそろ、中学入学に向けてかばんや制服などを準備されているのではないでしょうか。そして真新しいかばんに代わり、これまで愛用してきたランドセルとはお別れ。6年間の思い出の詰まったランドセル、ご家庭ではどうされるのでしょうか。
捨てるにはしのびないけれど、場所をとって困る…という場合には、「ミニランドセル」にするという方法があるようです。
「ミニランドセル」への加工は、各ランドセルメーカーなどでしてもらえます。片手に載るほどのミニサイズにも関わらず、傷や落書きといったものをそのまま残せるのが魅力といえそうです。加工料は1万円前後で、元のランドセルの平均購入価格が25,400円(2002年ランドセル購入者アンケート/株式会社クラレ)だったことから考えてもやや高額な感じがしますが、思い出はお金には換えられないといったところでしょうか。
さらに手作り派のためには、自分で「ミニランドセル」が作れる「手作り制作キット」(いいもんめっけ)というものも販売されています。
ちなみに、「ミニチュア化」して保存できるのはランドセルばかりではありません。例えばミニ「幼稚園バッグ」やミニ「学生かばん」(ミニランドセル工房 赤とんぼ)、ミニ「セーラー服」やミニ「学生服」(スマイル)なんていうのもあるのです。
さて、話をランドセルに戻しますが、使い終わったランドセルを再利用したボランティア活動があるのをご存知でしょうか。
「ランドセルは海を越えて」は、使用済みランドセルをアフガニスタンとモンゴルの子どもたちにプレゼントする活動です。ホームページより応募して指定の倉庫にランドセルを送ると、ノート、えんぴつ、クレヨン等の文具を詰めて、アフガニスタンとモンゴルに届けてもらえます。2004年から毎年春に行っており、2008年分は現在募集中です。
同じような活動に(財)ジョイセフの展開する「想い出のランドセル募金」があります。こちらは、年間を通じて行っており、ランドセル1つにつき1,800円を送料分として負担する必要がありますが、2004年5月から今年1月までにアフガニスタンに出発したランドセルは、実に41,176個になるそうです。
これらの活動は、アフガニスタンやモンゴルの子どもたちのためばかりでなく、日本の子どもたちにとっても、ランドセルという身近なものを通してボランティアとリサイクルを学ぶよい経験になるのかもしれませんね。
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- 名無しさん
- 2008/2/20 20:48:27
ミニランドセル、欲しい気もしますが高いですね。