きょういくじん会議
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目指せ100,000ページ!? 読書量管理ツール「読書メーター」
kyoikujin #93
2008/5/29 掲載
本棚

 お手軽なケータイ小説や電子書籍が世の中にいくら普及しようとも、紙のページを1枚1枚繰っていく楽しさに適うものはない! という派のアナタにぜひお知らせしたい、こんなWEBサービスが最近話題になっています。

 今月19日から公開された読書メーター。自分がどれだけ読書したかを記録、確認できるサービスです。本をよく読む人の中には、誰の、どの作品を、いつ読み終えたかという読書記録をつけている几帳面なタイプもいますが、大抵はなんとなく日々読んでいったものが本棚に増えていくだけで、自分の読書量がどれだけあるのか把握している人は意外と少ないのでは?

 読書メーターの特徴は、自分の読書量が視覚的に確認できるという点にあります。まずは読み終わった本を、読み終わった日とともに登録。そうするとページ数、冊数が棒グラフとして表示されます。更には、読了本の総ページ数と総冊数から「1日あたり○○ページ」「1日あたり○○冊」というように平均値まで算出されるので、自分がどれだけのペースで、どのくらい読書をしているのかが一目瞭然というわけです。
 登録した本には簡単なコメントを付けられるので、その本についての感想を書いたり、他のユーザーがどんなコメントを残しているか見ることができます。「今まで読んだ本」というより「最近読んだ本」ということに重点を置いているため(登録できるのは遡って1年前まで)、最近どんな本が読まれているのか、どんな感想を持たれているのかといったリアルタイムの情報をユーザー同士で共有できる、ネットならではのサービスと言えるでしょう。

 ものは試しということで、私も登録してみることに。
 まずマイページですが、グラフなどの他に簡単なプロフィールと画像を載せることができ、他のユーザーが自由に閲覧できるようになっています。メッセージ機能などはまだないものの、読書に特化したSNSといった印象。
 読めば読むほどメーターが増えていくのは、確かにちょっとした達成感を味わえて「オタク心」をくすぐりそうなシステムです。嬉しいのは、登録した本の画像がマイページに表示されること。ネット上に自分だけの本棚を作っていく感覚で、もっと本棚を充実させよう! と読書へのモチベーションが上がります。
 コメントも、書評などといった堅苦しいものではないせいか、気軽に率直な感想を書く方が多くて楽しめます。マンガや雑誌、ビジネス本や絵本などさまざまなジャンルの本が登録できるので、ユーザーのニーズに合わせたいろいろな使い方ができそうです。
 今後は簡単なお友達機能がついたり、携帯に対応したりと徐々にバージョンアップしていく予定とのこと。

 「読書メーター」の影響で本を読む人が増えれば、出版業界がもっと活性化するかな? と期待半分、自分の貧相な読書量をどうにか増やしたい気持ち半分で、これからも使い続けよう! と心に決めたのでした。

この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
コメントの一覧
1件あります。
    • 1
    • 名無しさん
    • 2008/5/30 12:59:34
    絶対登録しよーっと。
    子供向けの読書日記、買おうかと思ってました。
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