きょういくじん会議
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読書サポーターや中高生文学賞―国民読書年に向けて
kyoikujin
2008/6/19 掲載
暗い機内や車内、寝室で気兼ねなく本が読める!読みたいページだけを光が照らす!【ライトウエッジ・ペーパーバック】

 2010年を国民読書年とする決議が、6日に国会で採択されました。この採択を求めていた財団法人 文字・活字文化推進機構は子ども読書年の教訓を生かし、政官民の連携促進を図るセンターの役割を果たすよう努力していくとのこと。このほかに、同法人は読書推進についての事業を多く行っています。

子どもの読書サポーター講習会
子どもに本や読書の魅力を伝えるために、読みきかせを中心に学ぶ講習会。子どもたちに本を手渡す手法を講習します。2008年は7月27日の東京から始まり、全国で行われます。講師には絵本作家の内田麟太郎氏や、「おはなしおばさん」として全国の幼稚園や大学、図書館などで、おはなしを語っている藤田浩子氏、財団法人出版文化産業振興財団が行っているJPIC読書アドバイザー養成講座を修了したJPIC読書アドバイザーなどがいます。
田辺聖子文学館ジュニア文学賞
大阪樟蔭女子大学と田辺聖子文学館が主催し、同法人が共催している文学賞。全国の中学校・高等学校在学の生徒のみが応募資格をもちます。募集部門は小説、エッセイ、読書体験記、短歌、俳句、川柳があり、エッセイ、短歌、俳句、川柳には「夢」というテーマが与えられています。審査員は田辺聖子氏はもちろん、文学者である中西進氏、小説家の林真理子氏らがいます。田辺聖子氏は昨年から「愛の幻滅」や「言い寄る」などの文庫が表紙を改訂して出版され、また注目を浴びている作家です。

 ほかに、学校図書館新聞整備計画の策定への働き掛けや言語力検定実施に向けての活動などをしています。

 国民読書年の2010年を待たず、子どもや大人たちにも日ごろから読書に親しんでほしいものです。子どもたちの読書のきっかけとなるような本を手渡せるよう、まずは講習を受けてみるなんて、いかがでしょうか。

この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
コメントの一覧
1件あります。
    • 1
    • あがさクリスマス
    • 2010/1/24 2:19:04
     読書の神様も応援しております。
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