![Birnbaum Guides 2009 Walt Disney World: The Official Guide](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/P/1423110463.01.MZZZZZZZ.jpg)
4日の産経新聞の記事によると、明治大学は来年の8月から、米国のディズニーワールドで半年間就業経験をするインターンシップ制度を国際日本学部の留学プログラムに導入するとのこと。本場の夢の国で経験する内容には、どのようなものがあるのでしょうか。
このインターンシップに参加するには、TOEFLや学部内での選考に加え、ディズニーの担当者による面接に合格しなければいけないとのこと。同紙によると、「英語能力の向上」がこの制度の最大の目的とされているようですが、キャストとしての経験から学べるものは、もちろんそれだけではありません。インターンシップとしてキャストを経験する学生は、ディズニー・インターナショナル・プログラム(リンク先は英文サイト)の講義を受けることになっています。ゲストの約7割がリピーターだと言われている、米国フロリダ州のディズニーワールド。接客関係はもちろんですが、エンジニアリングや経理に関するものなど、その内容はかなり充実しているようです。
インターンシップの学生が受講できるプログラムには、大きくわけて、「大学コース」「ディズニー探検シリーズ」「専門技能育成コース」の3つのコースがあります。特に大学コース(英文)では、米国の一般的な大学のように教科書があり、定期的なレポートの提出やプロジェクトへの参加・達成が求められ、接客業、戦略企画の立案、国際旅行業などについて学べるクラスや、人事運営について学ぶクラスなどが設けられています。
ディズニー探検シリーズ(英文)は、約150平方kmあるディズニーワールド全体を学習研究室として、週に1回、2時間の授業を8週間かけて巡るコース。こちらはテストやレポートの提出などはありません。顧客満足度を維持するための取り組みや新しい顧客開拓のためのマーケティングについて学ぶクラスや、ディズニーワールドの人事・総務の取り組みを通して、楽しく支援の充実した労働環境をつくり出す方法や社員教育について学ぶクラスなどがあります。キャストとして働いた経験を、どれだけ将来のキャリアに生かすことができるのかを実感し、発想を得ることができるクラスがそろっているようです。
専門技能発育コース(英文)には、交通機器のメインテナンスや乗り物・舞台装置などの技術について学べるエンジニアリングのクラス、演劇や舞台芸術など、エンタテインメント産業に関するビジネスの企画・計画から、作品の作成・実行に至るまでを学べるクラス、また、財務や会計・経理などについて学ぶクラスもあります。
![ディズニー7つの法則―奇跡の成功を生み出した「感動」の企業理念](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/P/4822240967.01.MZZZZZZZ.jpg)
『ディズニー7つの法則』(トム・コネラン著・仁平和夫訳、日経BP社、1997年)でも紹介されているように、「ピクシー・ダスト(妖精の星屑)」が降り注ぐ環境に思い切って飛び込み、まずは自分が魔法にかかったら、英語力だけではなく、他の人にも魔法をかける方法や、将来を輝かせる専門性などにも磨きをかけ、大きく成長することができるのではないでしょうか。
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- 名無しさん
- 2008/11/10 8:57:44
日本のことしか知りませんが、オリエンタルランドのスタッフ教育には関心させられますので、英語以外にも得るものがありそうですね。