![改訂第3版 eco検定ポイント集中レッスン](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/P/4774138509.01.MZZZZZZZ.jpg)
今月の15日にスタートすることになったエコポイント制度。皆さんもニュースなどで耳にする機会が多くなってきたのではないでしょうか? ただ、これがいったいどういう制度なのか、ちゃんと理解している人は少ないかもしれません。補正予算も国会を通過したばかりで、まだ、はっきりとは決まっていないことも多いエコポイント制度ですが、導入されるからには賢く利用したいもの。ここでちょっと勉強してみるのはいかがでしょうか?
ポイントが付与される商品やサービスは多岐にわたるようですが、その中でも、一番身近になるであろう、家電商品に関しては、ポイント付与の一覧も発表されています。エアコン・冷蔵庫は価格の5%程度、地上デジタル放送対応テレビは価格の10%程度になるように設定されたようで、家電量販店などは、この制度が発表された4月中旬以降、買い控えが著しかったため、売り上げ減少分を取り戻すためにさまざまな準備をしたり、独自のサービスを行ったりしているようです。買い替えはこの機会に、と考えている方も多いようですね。
良い事ばかりのように思えるこの制度ですが、まだ確定していないことも多く、多少の不安はぬぐえないところです。実際にエコポイントをもらう方法は、ポイントが付与される商品を購入した際にもらえる保証書や領収書のコピーを「エコポイント事務局」に送ってポイントを登録する必要があります。その後、ポイントの範囲内でカタログから欲しい商品を選び、事務局から送ってもらうことになりますが、現在選べる商品は決まっておらず、
- 省エネ・環境配慮に優れた商品
- 全国で使える商品券・プリペイドカード
(提供事業者が環境寄付を行うなど、環境配慮型のもの)- 地域振興に資するもの
※環境配慮型=公共交通機関利用カードを含む
という指針が出されているのみです。6月には製品やサービスが決定するようですが、それまでは様子を見るという人が多いかもしれません。また、事務局のポイント管理の方法や、ポイントの端数の処理なども決まっておらず、今後の発表が待たれるところです。
今回の政策は、環境を優先というよりも景気対策が優先されているように感じますが、そうではあっても、各個人が環境を意識するきっかけにすることはできそうです。この制度の導入を機に、商品を購入する際の基準に環境という視点を加えてみるのも良いかもしれませんね。
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いちばんのエコは無駄な物を買わないことです。
それはそうと、エコポイントと別にエコアクションポイントというのがあるそうですね。しかも同じ環境省がらみで。紛らわしいことこの上ないです。