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6日の産経新聞の記事によると、6歳までの子どもを持つ親を対象に国立健康・栄養研究所が行った調査では、その15%の親が子どもにサプリメントを与えているという結果が出たそうです。
体質改善・疲労回復のためにサプリメントを携帯している人は回りでもよく見かけるようになりましたが、就学前の子どもにサプリメントを与えている親が少なくないということにびっくりしました。でも、調べてみると子ども用のサプリメントは国内外の会社からも多数発売されてることから、その需要の高さもうかがえます。
子どもにサプリメントを与えるべきか?については、賛否両論があるようで、「栄養を取りすぎてしまう危険性があるのでは?」「サプリメントに頼っていると普段の食事で栄養バランスを考えなくなってしまう」という声もある一方で、農業の工業化に伴って野菜等の栄養価は低下してきているという背景から、「今の子どもだからこそ小さいうちにサプリメントで栄養を補ってあげるべき」、「アレルギー体質のために食事から摂取できない栄養素を補うという意味では、サプリメントを与えてもいいのでは?」などという声もあります。
アメリカでは、食事の際にサプリメントを摂取するのが習慣になっているというというほど、子どもの身近なものになっているという話も聞きますが、サプリメントの摂取についての子どもを対象にした研究がまだまだ少ないということも見逃せません。自分で判断することのできない子どもに与えるかどうかという判断は、当然のことながら親にかかっています。
6日の東京新聞の記事にもあるように、子ども向けに限らず、サプリメントの効果についての誇大広告も増え、表示や販売手法について、国民生活センターへの苦情、相談も増えているそう。サプリメントの効果はなかなか見えにくいものですし、普段の生活で、どの栄養素が不足しているのか判断はつきにくいですよね。
好き嫌いが多い、寝起きが悪いなど子どもの健康や体調を心配する気持ちは分かりますが、あまり神経質になりすぎず、まずは正しい食生活や適度な運動、調理の工夫をしたうえでサプリメントを与えるかどうかを判断してあげることが必要なのではないかと思います。
- 「健康食品」の安全性・有効性情報(独立行政法人 国立健康・栄養研究所)
http://hfnet.nih.go.jp/contents/detail1056.html
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戦後の食料事情の悪いときの話ですから、栄養補給的な効果はあったんじゃないですかね?
しかし、サプリが当たり前になってくると、嫌いな食べ物を「体にいいんだから食べなさい」と言っても「サプリで摂ればいいじゃん」と言い返されそうですね・・・。