14日の時事通信の記事によると、日本玩具協会が主催する「日本おもちゃ大賞2009」が発表されたようです。この「日本おもちゃ大賞」は、昨年より「玩具業界の活性化」のために昨年創設されたばかりの賞です。今回の第2回大会ではイノベーション・トイ、トレンディー・トイなどの5つ部門から、総勢25商品が大賞、優秀賞を受賞しました。受賞商品のなかには、あなたの心にヒットするものがきっとあるはずです。今回は、この受賞商品のなかから、3つの商品をご紹介しようと思います。
生キャラメルポッド+(プラス)
![生キャラメルポット プラス](https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/41r8rr-MpUL._SL130_.jpg)
話題性のある商品に贈られるトレンディー・トイ部門の大賞を受賞したのは、「生キャラメルポッド+(プラス)」です。お家で生キャラメルをつくることができるおもちゃで、作り方もいたってシンプルなうえ、調理時間もキャラメルを冷やして固める行程を除けば、わずか10分前後の時間で調理することができます。また、生キャラメルをつくるために必要な材料も牛乳、生クリーム、ざらめと入手しやすく、くり返し作って楽しむことができそうです。このような調理玩具はクッキング・トイと呼ばれ、最近とくに人気のようです。以前のきょういくじん会議の記事でも、気軽にパスタやそばをつくることができる調理玩具が紹介されています。製造発売元のタカラトミーでは、この生キャラメルポッド+の他にも、アイスクリームをつくることができる「アイスマージュ」や、たいやきをつくることができる「ふたごのたいやきくん」といった商品があるようです。
地理学習に役立つ2つの受賞商品
![TV地球儀](https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/51DcvjL1X5L._SL130_.jpg)
受賞商品のなかには、小学校の社会科や中学校の地理の学習に役立ちそうなものもありました。ひとつめは、イノベーション・トイ部門の大賞を受賞した「TV地球儀」です。「世界初! TVにつなげる地球儀誕生!」というキャッチコピーが表すように、TVにつなげて楽しむ地球儀で、付属のペンで国々をタッチすると、世界の国々や地域の情報がテレビ画面に表示されます。そのほかにも国名や首都を当てるクイズ、世界のカブトムシクワガタムシ図鑑などのコンテンツが収録され、子どもの関心を引くほか、大人でも満足できそうな充実したつくりとなっています。
他方、ベーシック・トイ部門の優秀賞を受賞したのが、「くもんのNEW日本地図パズル」です。つくりは各都道府県がパズルのピースになっているといういたってシンプル。しかしながら実際にパズルを組み立てるうちに、都道府県のすがた形、大きさ、隣県などが「知らず知らずのうちに身に付いてしまう」、という声が聞こえてきそうな商品です。
小学校、中学校のどちらの新学習指導要領でも地球儀や地図の活用が声高に叫ばれていることからも、これらの商品が「おもちゃ」としてだけでなく、「学習教材」としての家庭での学習、学校での授業のなかでも使用場面がありそうです。
東京おもちゃショー2009
受賞商品を簡単にご紹介しましたが、是非自分で触れてみたいという方々にお知らせです。16日(一般公開は18日)から東京ビックサイトで、東京おもちゃショー2009が開催されます。今回ご紹介したおもちゃのほか、日本国内外のメーカーが出展を予定しているようです。くれぐれもお子さんを連れていかれる際には、お財布の紐を緩める覚悟が必要かもしれませんね。
![](/common/img/banner/merumaga_w655h70.png)
確かに機能が豊富で、楽しそうです。
Nintendo DSしかり、大人も巻き込むことができるかが、少子化が進む日本のおもちゃ(ゲーム含む)業界では重要なのかもしれませんね。